『ミステリと言う勿れ』もシェアード・ユニバース作品に? 映画『ラストマイル』大ヒットで二匹目のどじょうを狙うテレビ局

菅田将暉 (C)週刊実話Web
満島ひかりの主演映画『ラストマイル』が、公開から3日間で66万2000人を動員し、興行収入9億7800万円を記録した。

映画は、ともにTBS系で放送されたドラマ『アンナチュラル』、『MIU404』と同じ世界線で展開するシェアード・ユニバース作品。両作品に出演する石原さとみ、綾野剛、星野源など豪華なキャストが脇役で登場するとして、公開前から大きな話題を集めていた。

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「『アンナチュラル』、『MIU404』の内容にうまくリンクさせながら、ストーリーをしっかりと組み立てた新感覚の映画。満島や準主役の岡田将生がいい演技をしていますし、石原や綾野、星野の見せ場もある。両ドラマのファンを取り込み、ヒットに結びつけることに成功しました」(スポーツ紙記者)

最終的には、興行収入40億円を突破するのではないかといわれているが、この大ヒットを受け、他局では早くも二匹目のドジョウを狙う動きが出ているようだ。

フジテレビも日本テレビもコラボ映画制作?

既存のヒットドラマを組み合わせ、新たな作品を生み出すやり方は他局でもできる手法。それだけに真似しやすく、特にフジテレビと日本テレビが乗り気だという。

フジテレビは映画も大ヒットした菅田将暉主演のドラマ『ミステリと言う勿れ』、日本テレビは北川景子主演のドラマ『家売るオンナ』を主軸に、映画を制作できないか検討中だとか。

「『ミステリと言う勿れ』は、フジテレビと原作者の間に信頼関係があり、新たな挑戦に前向きだという。映画版もヒットした実績があるし、病院関連のドラマとコラボするという声も聞こえてくる。『家売るオンナ』は不動産業界が舞台で、どんなドラマともコラボしやすい。両局ともヒットドラマが多いので、まだ決定ではなく、コラボ案をいろいろ募るようですね」(民放関係者)

柳の下にいつもドジョウはいないというが、フジテレビと日本テレビはうまく捕まえられるだろうか。