佐々木朗希よりも米スカウトが注目の阪神“優良助っ人”ビーズリーの去就に注目集まる

阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web
阪神・岡田彰布監督(66)がギャンブルに出た。 去る8月24日の広島戦で、高卒2年目の左腕・門別啓人が先発した。

「門別は20日から一軍に合流しており、近いうちに先発することは予想されていましたが…」(スポーツ紙記者)

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結果は5回2失点と好投したものの、打線の援護に恵まれず負け投手に。岡田監督のギャンブルは失敗に終わった。 

門別は今季序盤も一軍に帯同していたが、登板は主にリリーフ。先発で大きく育てたいとするビジョンにより、あえて二軍で調整させてきた。 

トラ党も門別が先発で好投するところは早く見たいと思っていた。しかし、それが、「優勝争い」に生き残りを懸けた首位広島戦になるとは、思ってもみなかったようだ。 

しかし、それ以上にトラ党をビックリさせたのは、門別の先発でローテーションから弾き出されたのが、優良助っ人のビーズリー(28)だったこと。 

「今季は二軍スタートでしたが、以後、一軍で好成績を収めています。対右打者の被打率は1割6厘。頼りになる先発投手です」(スポーツライター・飯山満氏) 

そんなビーズリーの今後について、気になる情報もある。来季の残留がまだ確定していないのだ。 

ビーズリーにMLB帰還の可能性 

「岡田監督になって、基本的に外国人選手とは複数年での契約は結びません。ビーズリー、野手のノイジー、ミエセスとも、昨年オフに1年の延長契約を交わしました」(在阪記者) 

こうした状況を聞きつけた他球団は「ウエルカム」の姿勢だ。今季の推定年俸も80万ドル(約1億1100万円)とお得で、争奪戦となれば2倍提示からの交渉スタートとなるだろう。 

「優勝争いが熾烈を極め、残留交渉が遅れてしまったのかも」(同) 

近年、NPBで活躍した外国人選手が、好条件でメジャーリーグに帰還するケースも定着した。 

このパターンは、お隣の韓国プロ野球でも見られるようになり、ビーズリーの元にもMLBスカウトの評価が届いているのかもしれない。 

「ロッテ・佐々木朗希の登板日よりも、阪神戦のほうが米スカウトの人数が多いかも。才木浩人だけでなく、ビーズリーも見ていたのでしょう」(飯山氏) 

ビーズリーは登板が予定されていた27日のDeNA戦、先発を回避した。 

NPB11球団は、虎視眈々と引き抜きを狙っている。もしMLB帰還でも、苦手投手が岡田阪神から消えるので「ごっつあんです」の心境だろう。