『西園寺さんは家事をしない』はタイトル詐欺!? 家事要素ゼロで突き進んでいく恋愛模様にツッコミ

松本若菜 (C)週刊実話Web
松本若菜とSixTONES松村北斗が好演を見せるTBS系の火曜22時ドラマ『西園寺さんは家事をしない』。8月27日放送の第8話にして、家事ドラマにおける“家事要素”が消滅したようだ。

ドラマの原作は、ひうらさとる氏の同名コミック。仕事はバリバリやる! 家事は一切しない!をモットーにしている主人公・西園寺さん(松本)が、年下のシングルファーザー・楠見俊直(松村)と娘との“偽家族”生活を通じて「幸せとは? 家族とは?」を考える。

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第8話では、西園寺さんがお試し彼氏としていた料理系YouTuber・カズト横井(津田健次郎)が本彼氏にランクアップ。西園寺さんへの新たな感情を自覚してしまっていた楠見は、モヤモヤとした気持ちを抱く…という展開だった。 

「物語の中心となる要素は、西園寺さんと横井と楠見の三角関係、楠見親子をどうサポートしていくか、楠見の亡き妻に対する思いなど。タイトルにもなっている家事については、全くと言っていいほど触れられなくなりました」(ドラマライター) 

同じ枠の『逃げ恥』『ナギサさん』と比べると… 

“やりたくないことをやらなくてもいいように”をモットーとする西園寺さんは、全自動洗濯機や自動お掃除ロボット、食洗器などの家電を愛用。家電のスイッチを押すだけの家事ゼロ生活を実現していたが、もはやそのスイッチを押す描写すら無い。 

「例えば、大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では、夫=雇用主、妻=従業員とした契約結婚の関係性が常に中心にありました。また『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)では、家事しない女子がオジサン家政夫とともに様々なハプニングを乗り越えるエピソードが中心。『西園寺さんは家事をしない』においては、家事はあくまできっかけ。松本のスマートかつズボラ女子っぷりを観たかった視聴者からすれば、よもやタイトル詐欺です」(同) 

そもそも、西園寺さんが家事をしないことが、横井や楠見にとってマイナスになっていないのが懸念点かもしれない。