常田大希のMILLENNIUM PARADE世界ツアー全公演中止の異常事態「キャパ埋まらなくて採算取れなかった?」憶測広がる

画像はAIで生成したイメージ
King Gnuの常田大希が主宰する音楽プロジェクトMILLENNIUM PARADEの世界ツアーが全公演中止という異常事態に陥っている。

公式Xは8月26日、世界9都市を回るツアーについて、《目指す演出ならびにクオリティーを全公演で再現できないことが判明》したと発表。ものづくりに命をかける熱い魂を見せ、購入者にはチケットの払い戻しを行うと併せて告知。

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今回の中止に際し、運営側は《日本国内在住の方で、海外公演のチケットを購入された方を対象に、次回海外公演を行う際に来場特典を用意させていただきたいと考えています》とも発表している。 

この発表に振り回されたのが、海外公演まで行く熱心なファンたちだ。ツアーは11月~12月の予定だったが、熱心なファンの中にはすでに航空券やホテルを予約していた者もおり、怒りに満ち溢れている。 

また、中止の理由が「演出ならびにクオリティーを全公演で再現できない」という曖昧な説明だったことも、火に油を注ぐ事態に。 

ソーシャルメディアには《飛行機乗り継ぎ便だからキャンセル料15万かも》《言葉を濁すな、中止の理由をちゃんと説明しろ》《擁護している人は大丈夫? 盲目すぎる》《チケット発売した限り、期限内に作り上げてやり切るのが本当のプロ》など、怒号が聞かれる。 

さらに《たぶんチケット捌けない見通しがほぼ確実となって、ステージ作りに予算割けなくなったんだろう》《海外はキャパ埋まらなくて採算取れなかった?》など、中止の理由に関する憶測も飛び交っている。 

海外ツアーは無謀だった? 全ては白日の夢に…  

改めて確認すると、今回のツアーの最大キャパは、ラストの東京ガーデンシアターで予定されていた8000人。そのほか海外公演は、ベルリン公演が1500人ほど、ロンドン公演が1250人、ロサンゼルス公演が1200人と、いずれも1000~2000人程度だ。 

「東京ですら8000人規模なのですから、異次元の円安の今、はるばる海外まで来る熱心な国内ファンを1000人集めるのは難しい。YOASOBIの海外公演でさえ、キャパ6500人に対して5000人弱で定員割れだった。King Gnuはアニメ『呪術廻戦』の影響で、知名度があるかもしれないですが…」(芸能ライター) 

今回の出来事は一体なぜ起こってしまったのか…。共通するのは、理由は様々あるとはいえ、突き詰めると見通しが甘かったことに尽きるだろう。 

「今年5月にmillennium paradeから大文字のMILLENNIUM PARADEへ改名し、海外の有名レーベルであるEPIC US、RCA UKとの契約を発表。本格的な世界進出に乗り出しました。しかしMILLENNIUM PARADEへの改名後に発表した曲は現時点で2曲。世界ツアー発表時は1曲しかありませんでした。Spotifyの月間リスナーは18万人ほど。ソーシャルメディアを見ても外国語でツアー中止に言及している人はごく一部です」(同) 

常田は27日にXでツアー中止を謝罪し、《長年のライブ計画の根幹であった3D演出を含むライブ表現が今回様々な理由で難しくなってしまったというのが主な理由なのですが自分自身でもまだ受け止めきれず断腸の思いです》と自身の想いを吐露している。 

次の世界ツアーではミレニアムでパレードのようなライブに期待したい。