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2021年春ドラマ緊急事態!“人妻女優”ヒロイン作品が総崩れ

石原さとみ
石原さとみ(C)週刊実話Web

4月期ドラマの明暗が分かれてきた。勝ち組は16年ぶりに制作され、長澤まさみが弁護士に扮したドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)、もう1つは黒木華が裁判官役に挑んだ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)。双方、平均視聴率12~15%の二桁をキープし、春ドラマでダントツの強さを誇っている。

一方、期待外れに終わりそうなのが、石原さとみの『恋はDeepに』(日本テレビ系)、北川景子の『リコカツ』(TBS系)、松たか子の『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)、広末涼子の『桜の塔』(テレビ朝日系)だ。実は、この4作にはある共通点がある。ヒロインを演じる4人全員が人妻なのだ。

まずは妻歴半年の石原。昨年10月に突如、一般男性との婚約を発表し日本中の男性ファンを落胆させたことは記憶に新しい。結婚後、初の主演作となったドラマが『恋はDeepに』だった。海洋学者役の石原が、マリンリゾートを開発する企業の御曹司(綾野剛)と出会い、恋に落ちるというラブストーリー。

「新婚にもかかわらず石原のガッツキ度は半端なかった。収録前から綾野と文通を始め、収録のNGはなし。カメラが回っていないときでも綾野と見つめ合ったり、手をつないだりしているんです。最終回には濃厚キスシーンも用意されている。〝コロナ禍で新婚なのに大丈夫か〟と周囲が心配してしまうほど、役にのめり込んでいますね」(事情通)

ドラマ収録の前から石原サイドから日テレに対し共有されたNGワードは、〝人妻〟と〝結婚後初の主演ドラマ作〟だった。

「結婚したことで、ファン離れすることをとにかく恐れているようです。だから濡れ場はNGとしながらも、キスやハグなどはこれまでの独身時代と同じスタンスを貫いた」(同)

北川景子の条件はハグもキスも完全NG!?

ところが、肝心の視聴率が一向に振わない。

「初回世帯視聴率は10.5%(関東地区、以下同)だったが、第2話が8.9%といきなりのシングル。直近4話も8.6%…。今後、視聴率が上向くことは難しい。最終的に5%台で落ち着けば御の字ですね」(日本テレビ関係者)

ドラマがコケた理由は、簡単だ。

「石原の色気が引き出せていないのです。初回視聴率の二桁は、人妻になったことに対する視聴者の過度な期待があったんです。綾野は見た通り、エロくて何をしでかすか分からない期待があった。ベッドシーンの1つでもあると思ったら完全なコメディー。しかも、落ちは人魚。中学生も見ませんよ」(テレビ雑誌編集者)

石原が〝結婚後初〟だったのに対し、『リコカツ』で〝出産後初〟のヒロインにチャレンジしたのが人妻歴5年、昨年9月に一児の母親になった北川景子だ。

ドラマはファッション雑誌の編集者・水口咲(北川)が、航空自衛隊・航空救難団の隊員・緒原紘一(永山瑛太)と交際ゼロ日でスピード婚。しかし、すぐに価値観の違いが発覚して、離婚に向けた活動=リコカツを開始するという物語。

「初回視聴率は9.7%、直近の第4話が8.9%…。ゴールデンウイーク中に数字が伸びなかった。これは痛いですね」(同・編集者)

『リコカツ』の視聴率が振わない理由は、石原とは違う。視聴者に媚びない主張を北川が貫いたからだ。

「北川はこのドラマに関し、ハグもキスも完全NGの条件を提示しています。結果、北川と永山が初夜を迎えるシーンもカットになった。一部では夫のDAIGOを愛しているからとされるが、実際は生まれたばかりの赤ちゃんが変異型のコロナに感染することを恐れたようです」(ドラマ消息筋)

子育てを巡っては、こんな話も飛び交っている。

広末涼子は40歳になってもフェロモン健在

「北川は母乳で育てようとしたそうです。だが、ドラマ収録を優先したため、泣く泣く諦めたんです。収録中、2時間おきに搾乳しなければいけませんからね」(芸能プロ関係者)

今後の北川は完全に濡れ場を封印。ママ女優というジャンルを確立しながら、仕事を続けていくようだ。

続いては、四十路妻の広末涼子。2010年、キャンドルアーティストと再婚後、3人の子を育てる広末がヒロインに抜擢されたのが『桜の塔』。警視庁トップである警視総監の座を巡る出世レースのドロドロぶりがテーマになっている。

肝心の視聴率は初回13.5%、2回目10.2%と好調な滑り出しだったが、第3話9.5%、第4話9.4%と、シングルに突入した。

「ドラマに〝色気がない〟と局内でも批判の声が上がっている。今後は広末の色香をもっと押し出すべく、脚本に手を入れます。40歳になっても彼女のフェロモンは健在。しかも、3人の母親とは思えないナイススタイルですからね」(ドラマ制作スタッフ)

ラストは、『大豆田とわ子と三人の元夫』でヒロインを演じる松たか子。主人公の大豆田(松)は3回結婚して3回離婚。ドラマでは、最初の夫・松田龍平との間に生まれた中学3年生の娘と2人暮らし。二番目の夫は角田晃広、三番目の夫を岡田将生が演じている。

「07年にミュージシャンの佐橋佳幸氏と結婚。長女出産後は、仕事よりも子育て優先の生活だったようです。そのストレスを3人の俳優を相手に吐き出している感じなんです。毎回、松のアドリブがあり、元夫たちとのやり取りが注目されています」(制作関係者)

脚本もキャスティングも申し分ないが、視聴率に結びついていない。

「初回7.6%以降も右肩下がり…。このままだと打ち切り指数とされる3~4%台は目前です」(同)

何はともあれ〝人妻の武器〟が不足しては戦えない。ガンバってほしいものだ。

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