横浜DeNA「小泉進次郎首相」待ち受けシフト 次期監督に“球友”松坂大輔を擁立へ

上地雄輔の父親は現職の横須賀市長

生家が小泉家と同じ横須賀市。進次郎の兄の小泉孝太郎と同じスイミングスクールに通っていた縁で、2歳下の進次郎とも交流が始まった。 

小泉一家でも兄弟のように育った。しかも、進次郎が目標とした野球少年。小学生時代に早くも頭角を現し、日本代表に。高校は特待生で横浜高校に進み、ポジションは捕手。1学年後輩の松坂とバッテリーを組んでいる。 

特筆すべきは上地の父親が、現職の横須賀市長ということだ。進次郎の選挙区(神奈川11区)は横須賀市(人口約37万人)と三浦市(同約4万人)。横須賀市の比重が圧倒的に大きい。 

「両家は相互扶助の関係にあり、親戚以上に結び付きが深い。ベイスターズのファーム本拠地を横須賀・追浜の横須賀スタジアムに誘致したのも上地克明市長。さらに松坂が一軍監督となれば、次期衆院選、横須賀市長選への波及効果は計り知れない」(地元経済団体) 

DeNAの三浦大輔監督は、今シーズンが4年目でこれまで6位、2位、3位。契約を1年延長して臨んだ今季、南場智子オーナーに託されたのが12年に親会社がDeNAに代わって初となるリーグ優勝だ。 

前半戦は期待に応え、首位・巨人に2.5ゲーム差の3位でターン。この時点では続投の方針だったという。 

しかし、後半戦突入とともに急失速。トップ争いを繰り広げてきた巨人、広島、阪神との9連戦で1勝8敗と大きく負け越し。8月4日の97試合目にして自力優勝が消滅。監督交代説が浮上した。 

「近年のDeNAは、本拠地の横浜スタジアムで異常なほど強かったが、今季は24勝32敗1分け(8月26日現在)。本拠地球場でめっぽう強かったのは、設備がそろい、リアルタイムにデータ解析し、戦術に組み入れられたからですが、明らかな歪み、狂いが生じている」(プロ野球アナリスト) 

その原因はMLBが今季開幕時に各球団に対し、NPB各球団との業務提携の解消を通達したことが大きい。