業界関係者にもファンをあてがい…

これだけなら、彼1人が美味しい思いをしているような感じだが、そこは人脈を大事にする好青年、獲物は仲間内で共有することもあるという。

「早い話がホテルに仲間を呼び出すんです。ファンの方も相手が顔見知りのスタッフだったり、Aの友人だったりするから、それほど抵抗はないみたいです。もっともAとも繋がれるわけですし、Aに頼まれたらイヤとは言えないんでしょう」

大型の音楽イベントに呼ばれたり、メジャーデビューの話なども浮上して「正念場」を迎えているというA。最近では業界の関係者に対して、ファンをあてがうこともあるらしい。

「枕営業要員ですね。Aがいないところで見知らぬ男性と枕を交わす、となるとさすがにハードルが高いみたいで引き受けてくれるファンは限られてるみたいですけど、それでも『Aのためなら』と身体を差し出す者がいるんですからたいしたもんですよ」

ちなみに、山崎氏自身も「おこぼれに預かった」経験があるという。

「具体的にいつ、とは言えないんですが、知り合いの音楽プロデューサーが超有名なイベントに関わることになり、せっかくだからAを推薦しようかなと考えていた時に『なにとぞよろしく…』みたいな感じで接待されました。最初は普通の合コンみたいな感じでしたが『気に入ったコがいたら、上（店の上階にあるホテル）に連れて行っていいですよ』って言われて、有名女優似のモデルを持ち帰りました。Aによく言い含められていたのか、サービスが良かったですよ」

ちなみに、Aは結局当該イベントには出られず、そのせいか山崎さんとも疎遠になりつつあるんだとか。

「本人と連絡がとれないので仕方なく事務所を通すんですけど、ポジティブな返事がもらえることはなくなりましたね。きっともう彼は僕のイベントには出てくれないんだろうな…」

Aを「好青年の仮面を被った腹黒人間」と言ったら言い過ぎか。