小池百合子都知事が“日本初の女性首相”を狙って最後の大博打か 公務テレワークで広がる「国政転身」の臆測

小池百合子 (C)週刊実話Web
突然の岸田文雄首相(67)による総裁選不出馬宣言に伴い、プロ野球始球式で左膝関節を剥離骨折しテレワーク中の小池百合子都知事(72)周辺がにわかにザワつき始めた。

小池氏といえば、過去最多となる56人が立候補した先の東京都知事選(7月7日投開票)で圧勝し、3選を果たしたばかりだ。

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ところが、1カ月後の8月6日、神宮球場で行われたヤクルト対阪神戦の始球式に登場、投球後に足を滑らせてしまい、全治2カ月の左膝関節剥離骨折のケガを負ってしまった。当面の公務はテレワークで行うという。
 
「ヤクルト対阪神戦の始球式で張り切り過ぎて膝を痛めたのは事実だが、全治2カ月は『あまりに長過ぎる』という穿った見方も出ています。8月15日には都の戦没者追悼式に車椅子で参列し、元気そうだった。『都庁で公務をこなせる』との声もしきりです。それでもテレワークを続けるなら、小池氏お得意の静養作戦をとっているという臆測も飛び交っている」(都政担当記者)

狙うは日本初の女性首相!

小池氏が得意とする静養作戦とは何か。都議関係者が解説する。

 「小池氏は東京五輪が開かれた2021年6月に9日間、10月に約4週間にわたり、過労による静養名目で公務を休んだ。実は、この年の6月には都議選があり、対立してきた自民党と歩調を合わせないと国からの補助金がどうなるか分からない瀬戸際だった。都民ファーストの会の都議だけを応援すると、自民・公明にカドが立つため、“都議選応援回避のためのズル休み”とささやかれたものです。また、10月末には衆院選が行われた。小池氏の衆院選鞍替え説が盛んに取り沙汰され、過労名目で休んだと伝えられているのです」

ちなみに、8月14日に総裁選不出馬を宣言した岸田首相は1週間以上前の8月2日、自民党本部で麻生太郎副総裁とサシで1時間にわたり会談している。 

「ここで麻生氏から総裁選再選の支援を断られた可能性が高い。事実上、再選への道が断たれた岸田氏は総裁選不出馬の腹を固めたのだろう。小池氏も政界に張り巡らせた情報ルートで岸田不出馬情報をいち早くキャッチしたはず。今後の戦略を練り始めた矢先に、たまたま剥離骨折したということ」(自民党長老)

新総裁=新首相の下、解散・総選挙が行われるのは必至の状況だが、それだけに小池氏の動きからも目が離せなくなっている。

「総選挙の結果を見据えたうえで、小池氏が国政転身の“最後の大博打”を仕掛ける可能性は十分あり得る。狙うは初志貫徹、日本初の女性首相だ」(同)
 
復帰後の“女帝”の動向が見ものだ。