『劇場版 ブラックペアン』製作は既定路線? 最終回までに伏線回収する気配ゼロ

二宮和也 (C)週刊実話Web
二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)が、好調をキープしている。

8月18日に第6話が放送され、世帯平均視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い数字を記録。TVerでのお気に入り登録も121万人を超え、見逃し配信でも好成績だ。

【関連】木村文乃の“薄目”演技に不満殺到『スカイキャッスル』原作の人気キャラ改変に「不気味」「他の女優さんで見たかった」 など

「今期ドラマでもっとも成功する作品になりそうで、『さすがは二宮さん』とテレビ関係者も絶賛しています。主にテレビで視聴するシニア層から、見逃し配信を好む若者まで、幅広い年代の視聴者がいるのが強みでしょう」(民放関係者)

このままの勢いで最終回まで完走しそうだが、TBSは劇場版を製作するつもりだろうとささやかれている。

というのも、現時点では伏線が多すぎてすべての謎を解き明かせそうになく、当初から劇場版を考慮した脚本になっているといわれているのだ。

『トリリオンゲーム』方式で…

シーズン2では、前作の主人公・渡海征司郎に代わり、うり二つの天城雪彦が登場。この2人が兄弟なのか、同一人物なのか、まったくの別人なのか、ストーリーの重要な鍵を握る設定だが、まだ謎のままだ。

また、前作で主要キャラだった看護師の猫田麻里(趣里)が、シーズン2では医師免許を取得し、海外の病院へ移籍。突然の退場したため、何かの伏線では?と視聴者の間で話題になっている。

「あと数話ではとても解決できそうにないほど、複雑に伏線が張り巡らされていますが、これは昨年TBSで放送されたSnow Man目黒蓮さんの主演ドラマ『トリリオンゲーム』とまったく同じ手法。劇場版につなげて稼ぐため、謎は謎のままでドラマを終了させるつもりでは」(同)

TBSは『劇場版 トリリオンゲーム』のほか、木村拓哉の主演ドラマ『グランメゾン東京』の劇場版『グランメゾン・パリ』を公開予定。大ヒットドラマ『VIVANT』にも劇場版のウワサがあり、ドラマを映画化する動きが活発だ。

「かつて、フジテレビがドラマを映画化して大ヒット作を連発したように、TBSも放送外収入を得るため、映画製作に本腰を入れている。ドラマを立ち上げる際に映画化を頭に入れろとお達しがあったそうで、フジテレビ化しているという話です」(同)

ドラマはドラマですっきりと終わってほしい気もするが…。