小池栄子主演の水曜22時ドラマ『新宿野戦病院』（フジテレビ系）で、ドランクドラゴン塚地武雅が演じる堀井しのぶの設定をめぐって、脚本ミス疑惑が浮上している。

ドラマは新宿・歌舞伎町にある『聖まごころ病院』を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズなどの患者を通して、命の価値を訴える救急医療エンターテインメント。完全オリジナル脚本は、クドカンこと宮藤官九郎氏が手掛けている。

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塚地演じる看護師長のしのぶは、どんな患者にも物怖じすることのないフランクな性格。いつも薄いピンク色の看護服をまとい、チークやリップなどかわいらしいメークをしているため、その性別をめぐっては院内でも意見が分かれていた。

しかし、8月14日に放送された第7話で、しのぶの性別が男性であることが判明。高校時代から、かわいい服を着てメークをしたいとの欲求があり、昭和の頑固おやじである父親と衝突した過去も描かれた。

助産師資格は性転換後に取得!?

「これまで視聴者の間では、しのぶは女性だと断定されてきました。なぜなら、第4話でしのぶが助産師の資格を持っていると明言していたから。日本の法律では助産師の資格を取得できるのは、女性のみ。助産師養成施設の出願要項にも“女性であること”が明記されているんです」（ドラマライター）

そのため、しのぶが男性であると矛盾が生じる。

視聴者も引っかかったようで《しのぶさん男なの？ 助産師の資格持ってるって言ってなかった？》《しのぶさんが男だとして、助産師の資格はどうやって取ったのか》などと、戸惑う声があがっている。

「しのぶがれっきとした男性であり、助産師資格も保持している場合、考えられるルートは2つ。性転換後に取得したか、海外で取得したかのどちらかです。そこで活きてくるのが、しのぶは“なぜか”語学が堪能という設定。これまでは歌舞伎町という土地柄から身に着いたと考えられてきましたが、実は資格取得ために海外に滞在していのかもしれません」（同）

単なる脚本ミスなのか、綿密に練られた設定なのか。明言されないかぎり、視聴者のモヤモヤは続きそうだ。