池松壮亮『海のはじまり』の号泣演技に同情の声 “激ヤバ母娘”に利用された青年役を熱演するも「この脚本でこんな泣けるのすごい」

池松壮亮 (C)週刊実話Web
8月12日に放送された月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)で、池松壮亮の泣き演技に多くの視聴者が舌を巻いた。

ドラマは親子愛をテーマにした作品。主人公の月岡夏(目黒蓮)は、大学時代に交際していた元恋人・南雲水季(古川琴音)が、自分の娘・海(泉谷星奈)を産んでいたことを水季の葬儀で知る。妊娠も出産も経験しない男性が「いつ父親が始まるのか?」を問う。

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池松が演じるのは、水季が生前働いていた図書館の同僚・津野晴明。シングルマザーである水季を心配し、仕事面だけではなく、生活面でも父親に代わって水季と海をサポートしていた。 

「津野は水季に対して、ほのかに恋心を抱いていた。水季はその気持ちを『利用している』とほかの同僚に明言し、それでも助けが必要だと津野に援助を求め続けた。海の父親である夏の存在を詮索せず、ひたすら献身的に尽くしても、水季と付き合うことはできない。ヤバいシングルマザーに利用されたことが明らかになりました」(ドラマライター) 

「脚本にツッコミ入れたいでしょ」 

そんな扱いを受けても、水季が亡くなったとの連絡を水季の母・朱音(大竹しのぶ)から受けたときには、着信画面で悟って号泣。胸のあたりを手でさすりながら、息を荒くし、水季の死に動揺する熱演を見せた。 

水季の死後は、朱音から“家族ではないから”という理由で虐げられるように。“激ヤバ母娘”に人生を狂わされたにも関わらず、それでも津野は水季の死に号泣する。 

献身的な津野を演じる池松の演技に、視聴者からは《池松くんはやっぱスゲーわ。この脚本でこんなに泣けるんだもん》《演じてる側も脚本にツッコミ入れたいでしょ》などと、称賛とともに同情の声があがっている。 

「どんなときでも一流の仕事をするのが池松さん。さすが庵野秀明監督の映画『シン・仮面ライダー』で主演をやりきっただけあります。庵野監督といえば、出来上がった工程でも気に入らなければ一からやり直す、スタッフ泣かせの監督として有名。池松さんも現場で振り回されていましたが、イヤな顔ひとつせず穏やかな態度で対応していましたね。その我慢強さは見上げたものでした」(同) 

池松は今回がフジテレビドラマ初出演。粗悪な脚本で泣かされることに嫌気がささないといいが…。