金正恩政権を酷評! 韓国亡命の北朝鮮高官が「娘の金主愛氏も後継者には不向き」と証言して波紋

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昨年11月、北朝鮮の在キューバ大使館で政治担当参事官を務めていた李日奎氏(52)が妻子を連れて韓国に亡命した。

同氏は今年7月に朝鮮日報のインタビューで「『最高尊厳(金正恩)』以外は奴隷、金与正も例外ではない」と述べるなど、北朝鮮の実態を赤裸々に証言し、波紋を広げている。

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「李氏は1999年に外務省に入省。2013年に武器を運んで拿捕された北朝鮮船の解放をめぐってパナマとの交渉を成功させ、金正恩総書記から表彰を受けたほどのエリートです」(ソウル特派員)

そのため、現役時代には正恩氏と直接面会する機会も多く、「いつも顔がお酒を飲んだように真っ赤だった」とも証言。糖尿病や高血圧といわれる同氏の健康状態についても言及したのである。

「ゴミ風船散布計画は正恩氏の指示」

また、李氏はインタビューで愛娘の金主愛氏後継説や、与正氏が首謀者ではないかと噂されるゴミ風船攻撃についても触れている。

「李氏によれば、12年に朴槿恵が韓国大統領に当選した際、正恩氏は党幹部に『女性を大々的に使ってこそ、これからは国際社会で正常な国家になれる』と話したというのです。ただ、メディア露出の多い主愛氏は絶対権威と神秘性を欠き、後継者には不向きと否定的です」(同)

ゴミ風船散布計画についても、正恩氏の指示がなければ成り立たないことを指摘。北朝鮮の内情を事細かに暴露している。

ちなみに、李氏は韓国に亡命した人物としては、16年の太永浩元駐英公使以来の高位高官。

その太氏は20年に韓国で国会議員に当選したが、7月16日、フェイスブックに「ようこそ李参事官」と投稿し、こう続けた。

《統一運動に尽力し、北朝鮮当局者と国民の子供たちが韓国で自由に暮らすという夢を実現してほしい》

韓国を「第一敵国」とした正恩氏は、顔を真っ赤にして怒っているに違いない。