大谷翔平との対戦結果が地区優勝を左右…“家庭の事情”で離脱のダルビッシュ有が「戦線復帰」秒読み

画像はAIで生成したイメージ
MLBでは独走状態にあったドジャースが失速し、ペナントレースの行方が分からなくなってきた。前半戦は2位チームを10ゲーム以上も引き離していたが、パドレスに2.5差まで迫られている。

ドジャースに勢いがなくなった原因は、負傷者の続出と途中トレードの失敗に尽きる。そんな重苦しいチームの雰囲気が、大谷翔平(30)の判断も狂わせたようだ。

【関連】大谷翔平の二刀流にも影響!? バウアーに「ドジャース復帰」の可能性 ほか

現地時間7月31日、2位パドレスとの2連戦の2戦目。序盤から得点を重ねるパドレスに対し、ドジャース打線は「あと1本」が出ず、連敗を喫した。

「4点ビハインドで迎えた3回、2死一・二塁の場面で、ラックスが右中間に二塁打を放ちました。一走の大谷が欲張って本塁に突入し、タッチアウトに。勝ちたい思いが強すぎて裏目に出てしまいました」(スポーツ紙記者)

「終盤戦に帰ってくるみたい」

一方、追撃態勢に入ったパドレスには、切り札がある。ダルビッシュ有(37)の帰還だ。

パドレスのマイク・シルト監督が、囲み取材でダルビッシュの近況をこう語っていた。

「プライベートなことだから言えないよ。でも、ユウとは連絡を取り合っている。状況は良くなっていると話していたよ」

現在、ダルビッシュは制限リスト入りしている。MLB機構から出場停止処分を受けた選手や家庭の事情などで試合出場できない選手に適用される。

ダルビッシュが同リスト入りしたのは家庭の事情で、詳細は明かされていない。

「ドジャースとの対戦前、米CBCスポーツが『復帰の目処は立っていない』と伝えたら、パドレスのスタッフたちが首を振り始めたんです。シルト監督が取材陣に囲まれたのは、そのため。こうした雰囲気から察すると、終盤戦に帰ってくるみたい」(同)

パドレスは、マーリンズの看板投手だったタナー・スコットのトレード獲得に成功した。

米メディアはダルビッシュの代役として「先発を獲る」と予想していたが、スコットはクローザーだ。

「ダルビッシュが復帰すれば、対戦打者の苦手を突く非情な投球も見せてくるはず」(同)

大谷とダルビッシュはWBCのチームメートだったが、ペナントレースとなれば話は別。2人の対戦結果が、地区優勝を大きく左右しそうだ。