パリ五輪「TGVテロ」の次は「新幹線テロ」大阪・関西万博やお盆の帰省も危ない

画像はAIで生成したイメージ
パリ五輪では、開幕直前にフランスの高速鉄道TGVを狙ったテロが発生。女子サッカー「なでしこジャパン」の移動にも支障が出た。

「フランスのダルマナン内相は『極左集団による犯行』と断じていますが、イスラエルと武装組織ハマスの軍事衝突を発端とする各国との対立やウクライナ侵攻など、世界情勢が不安定な時期にはテロが頻発します」(軍事ジャーナリスト)

【関連】トランプ氏、銃撃を察知していた可能性 パリ五輪「視察中止」もテロを警戒しての判断か ほか

現状に不満を持つ勢力にとって、五輪のような世界的イベントは格好の標的になる。

そこで危険性を指摘されているのが、来年4月に開幕予定の大阪・関西万博だ。

「万博には約160カ国が参加し、期間中には国内外から約2800万人が訪れると予想されています。しかも、五輪ほど警備も厳しくないため、テロリストにとっては“狙い目”と言えそうです」(同)

「会場以外を狙われたら防ぎようがない」

万博会場は大阪湾の埋め立て地・夢洲で、「四方を海に囲まれているため警備しやすい」と言われているが、安全保障アナリストはこう指摘する。

「今回のフランスTGVテロのように、会場以外を狙われたら防ぎようがない。日本には、東海道をはじめ東北、北陸、九州など10路線もの新幹線が走っている。さらに新大阪から夢洲に向かう地下鉄なども危ない。乗客の所持品チェックにも限界がありますからね」

テロリストたちは万博まで待ってくれないかもしれない。

「円安の影響で、すでにわが国はインバウンドであふれかえっている。これに、お盆シーズンには帰省ラッシュや国内の観光客が加わる。その時期に新幹線を狙ったテロを起こしても世界的なインパクトは絶大です」(同)

今年のお盆休みは自宅で過ごした方がよさそうだ。