夏の甲子園を制するスター選手は誰だ!? 筆頭候補は大谷翔平の「17」を引き継ぐ花巻東の1年生

甲子園球場 (C)週刊実話Web
開場100周年を迎えた甲子園球場で「第106回全国高等学校野球選手権大会」が開幕。この夏の主役は誰なのか、注目を集めている。

候補筆頭とも言えるのが、花巻東(岩手)の新たな怪物、巨人の古城茂幸コーチの次男・大翔(1年)。花巻東で菊池雄星、大谷翔平、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎がつけていた背番号「17」をつけている。

【関連】元日ハム・斎藤佑樹氏は今?甲子園沸かせた“ハンカチ王子”が意外な事業に進出 ほか

県決勝では今夏初の4番を務め、2安打1打点と勝利に貢献した。また大会中は「飛ばない新基準」の金属バットも物ともせず、大飛球の本塁打も放っている。 

一方、大会ナンバー1投手との呼び声が高いのは、東海大相模(神奈川)の左腕・藤田琉生(3年)だ。 

「球速は140キロ出るか出ないか程度ですが、身長198センチから投げ下ろすボールの角度、キレは二重丸。ドラフト上位指名は確実です」(スポーツ紙記者) 

パリ五輪出場の可能性があった選手も 

また、JOC(日本オリンピック委員会)が注目していたのが、大阪桐蔭(大阪)の外野手・境亮陽(3年)。100メートル走でジュニアオリンピックに出場した韋駄天で、高校進学後に陸上を選択していれば、パリ五輪出場を争っていたほどの逸材だという。 

「走塁、スライディング技術はもちろん、打球の落下地点まで走るスピードもプロレベルに達しています」(同) 

春夏連覇を狙う健康福祉大高崎(群馬)の箱山遥人(3年)も注目株だ。 

1年秋から正捕手を任され、昨秋大会の通算打率は4割超え、9試合で4盗塁を決めた俊足でもある。 

「打撃面で辛口な評価をするスカウトもいますが、二塁送球は超高校級です。低めのストライク送球ばかり。将来性のある好捕手です」(同) 

 早稲田実業の三塁手・宇野真仁朗も「飛ばない金属バット」の影響を受けなかった好スラッガーだ。高校通算64本塁打を放ち(7月26日時点)、スイングが速いだけでなく、大きい。 

「優勝候補に挙げられているのは大阪桐蔭ですが、花巻東は予選で17盗塁を決め、今までとは異なる攻撃を見せています。青森山田の関浩一郎も好投手で、チームにはいい選手も多い。総合力なら、青森山田です」(同) 

選手たちには猛暑に負けず、メモリアルイヤーの夏を熱く盛り上げてほしい。