昭和ラブホ愛好家・ゆなながオススメの“回転ベッド”は…「回転するだけじゃなく上昇もするんです」

天井に頭がぶつかりそうな回転ベッド!?

――取材される側の反応はどうなんでしょう?

ゆなな「年配の女性従業員が多いので『1人で来る女性なんていないわよ』と、まずは驚かれますね。そして、『何の仕事をしてるの?』『ちゃんと家には帰ってる?』『あんた、もっと危機感を持ちなさいよ』と、まるで家出少女扱いされたこともあります(笑)。
ただ、私は彼女たちがとても羨ましいんです。すごく好きなホテルを取材したときは『もしも私が働くなら、どういう条件になりますか?』と聞いたこともあります。『住み込みになります』と言われて、今は無理かぁと断念しましたけど」

ゆなな (C)週刊実話Web
――ヘンな話、1人で寝ていたら、隣の部屋から甘美な声が聞こえてくることもありますよね? そのときはどんな気分なんですか?

ゆなな「特に廊下とかは聞こえてきますね。『楽しそうだな』って思います。よく『1人で艶系ビデオとか見てるの? いやらしい気持ちにならないの?』と聞かれますが、今はもう達観しています。それに、読者の方が思われる以上に取材が忙しいので、そんなヒマはないんですよ」

――せっかくなのでお勧めのラブホを教えてください。

ゆなな「回転ベッドで言えば、静岡にある『ホテルAI』さんのは回転するだけじゃなく上昇もするんです。3メートルくらい上昇して、天井に頭がぶつかりそうなくらい。
夢中になって落ちたら大変そうと思いましたけど、もしも彼氏ができたら一緒に来てみたいなとは思いましたね。このベッドはかなりレアで、現在日本には数えるほどしかないんです」

――最後に、ラブホ巡りの今後の目標と夢を。

ゆなな「OL時代は制約もあって四国や山形、長崎など、まだまだ行けてない県があるんです。今はフリーになり曜日を気にせず行けるので、まずは全国制覇を成し遂げたいです。まだ半分くらいしか到達してないんですけど…。
ただ、こうしている間にも老朽化は進み廃業するホテルがあります。最終的には『昭和ラブホの博物館』を造りたいですね!」

ゆなな

著作『回転ベッドを追いかけて』(株式会社hayaoki)にはラブホデザイナーの巨匠・亜美伊新(あみい・しん)へのインタビューも収録。