老害VS若者のバトルが『ダウンタウンDX』で勃発 さらば青春の光・森田哲矢の超高級スニーカーイジリに視聴者の意見真っ二つ

日本テレビ (C)週刊実話Web
まさか、松本人志が不在の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)がここまで注目されるとは…。

7月25日に番組は「お金の使い方 近況報告会」をテーマに、ゲストの金銭事情に迫る回を放送した。 

『オズワルド』、黒谷友香、ダレノガレ明美らを迎える中、冒頭に「日本の女の子が一番なりたい顔 超人気インフルエンサー」と仰々しい紹介を受けたのは、総フォロワー数700万人を誇り、近年は『アッコにおまかせ!』(TBS系)などで重鎮・和田アキ子にも気に入られている“なえなの”だ。 

【関連】明石家さんまと業界関係者の認識に大きなミゾ 特別ドラマ爆死で視聴者離れが露呈 ほか

これだけフォロワーがいると案件や動画収入も多いのか、なえなのは最近の高額な買い物について「60万のアウターと、もう1個アウターが48万」と、ジャケットだけで100万超という衝撃の金銭感覚を披露する。 

これだけでも庶民にとって別次元だが、ファンの間で成金御用達と名高い高級ブランド・バレンシアガで、4点総額160万円を使ったと告白する。 

アベノミクス不況の中でなんとも羽振りのいい話だが、さらに驚くべきことに、60万円のアウターは1度も着ていないという。理由は試着せず買ったことで店員に推奨されるがまま買ったことを明かした。 

スタジオで履いていたスニーカーも17万円の超高額だが、これをお笑いに昇華したのが『さらば青春の光』森田哲矢だ。 

森田がウェザリングデザインの靴を「1日中サッカーしたわけじゃないの?」とイジると、共演者一同は大笑い。一方、なえなの本人は睨みつけるかのごとく苦い表情を浮かべていた。 

そして、ここに老害VS新世代の戦いが勃発することになる。 

成金自慢、無知な共演者、恥ずかしい視聴者…得をしたのは森田哲矢だけ 

森田のコメントに、守旧派から相次いだのは《なえなの以外が皆笑っているのがつらい》《高級ブランドとか今は権力だからな バカにするは正しいお笑い》《典型的な権威主義》《YouTuberって金の話ばっかだな》など、溜飲を下げたと称賛されている。 

しかし一方で、未来ある若者たちは《人の持ち物をバカにして笑い者にするって小学生のやる事》《YouTuberもブランド物も嫌いだけど群れた日本人はもっと嫌い》《そらイジメも無くならねえわ》《まだこんな馬鹿っぽいテレビやってるんだな》など、上の世代の理不尽な締め付けにNOを突きつけたのである。 

さらに上をいったのは、出す曲が軒並みミリオンヒットを記録する日本一のドル箱グループ『Snow Man』の深澤辰哉で、なんと500万円のGジャンという、庶民が年収をはたいても届かないアイテムを購入したと自慢げに告白。「Tシャツに1万!? 布だぜ!?」という名言を残した先輩『KinKi Kids』堂本光一が聞いたらどう思うかという買い物額で、なえなのを上回る衝撃をスタジオに広げた。 

また、高級ブランド・エルメスの7万円するモバイルバッテリーを買ったとも明かし、さすがはミリオンアーティスト様というセレブぶりを見せつける。深澤は今年32歳と若者世代かは微妙だが、こちらも老害の嫉妬を買うには充分だったようだ。 

確かに、月収や年収ほどのアイテムを購入するのは、2年以上も実質賃金が下がり続ける不景気下で信じがたい消費行動だろう。しかしこれをこき下ろすのはあまりにみっともなく、年相応の余裕もないと言わざるを得ない。 

さらに恥ずかしいのは、彼らが森田のイジリを無批判に持ち上げていることだ。経済的・精神的余裕のない彼らと異なり、森田は当然にこのスニーカーの価値も分かった上でイジっている。 

「このスニーカーは『3XLスニーカー』といって、汚いのではなく、あえての加工。ソールやアッパーのほか、シューレースにもウェザリングが施され、メッシュのパッチワークも唯一無二のデザイン。森田はお笑い界随一の古着マニアとして知られているから、これがデザインであることを知らないはずがない。賞賛に値するのは、道化を演じてイジった森田のセンス。それ以外は、森田以外の笑った共演者、成金自慢のなえなの、彼女を批判している老害と、全員恥をさらしていると言ってもいい」(スタイリストアシスタント) 

近年「シルバーデモクラシー」「余命投票制度」といった概念も登場し高齢層への風当たりは激しさを増している。一方で、老害のカウンターとして若害という言葉も生まれており、世代間の対立は深まるばかりだ。