大谷翔平の二刀流にも影響!? バウアーに「ドジャース復帰」の可能性

トレバー・バウアー(インスタグラムより)
メジャーリーグはオールスターゲームも終え、後半戦が始まっている。

「大谷翔平(30)は球宴初のホームランを放ち、後半戦でも日米通算250号に到達するなど、チームの勝利に貢献しています」(現地記者)

しかし、ドジャースの優勝争いには暗雲が立ち込めている。故障者が続出し、特に投手陣は“火の車状態”なのだ。

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「右肩痛で離脱した山本由伸は、ようやくキャッチボールを再開したところ。左のエース、カーショウは実戦調整に入りましたが、復帰は8月中旬以降になりそう。先発陣がコマ不足状態で、そのしわ寄せが救援陣に行き、登板過多で調子を落としているんです」(同)

ドジャースの地区優勝、そしてワールドシリーズ進出のカギは、どうやって投手陣を立て直すかに掛かっている。

疲労とは無縁の「投げたがり」

そんな「古巣」のチーム状況を知っての売り込みだろう。

現在、メキシコリーグで無双状態のピッチングを続けるトレバー・バウアー(33)が「メジャー最低年俸で投げます!」と復帰願望を伝えていたのだ。

バウアーは疲労とは無縁の「投げたがり」でもある。ドジャース復帰となれば、投手不足の現状は一気に解消されるだろう。

しかし、ドジャースは性的暴行疑惑で彼をメジャーリーグから追い出した張本人でもある。

「契約は23年シーズンまで残っていました。無罪・潔白が証明されたとはいえ、米国は女性を対象にした性犯罪には厳しい見方をするお国柄ですからね」(前出・現地記者)

米球界がバウアー復帰に消極的な理由は、球場広告、TV放送、観客減に影響するからだ。さらに、問題児を加入させるとチームの和を乱す恐れもある。

しかし、こんな情報も聞かれた。

「現ベイスターズ投手で、バウアーがド軍にいた頃の同僚だった、ジャクソンと連絡を取り合っていました。ジャクソンが『NPBで勝つにはどうすれば?』と質問し、バウアーが『低めを意識しろ』など助言を送ったのです。ジャクソンが好調なのは、実はバウアーのおかげなんですよ」(関係者)

ジャクソンとの良好な関係から察する限り、チームの和を乱すという危険性は少ない。

「終盤戦に大谷が外野守備に入る話もあり、ロバーツ監督はこれを否定していません。投げたがりのバウアーが帰還したら、来年、大谷が二刀流で出場する機会は激減するかもしれませんね」(同)

そういう意味でもバウアーは、まだまだ問題児と言えそうだ。