「これが昭和のプロレススタイルなのかもしれない」蝶野正洋のマリーゴールド両国国技館大会観戦記
2024.07.25
芸能

俺は妻のマルティーナと子供たちを連れて、客席から全試合を見たんだけど、実は家族全員でプロレス観戦するのはこれが初めて。目前で繰り広げられるプロレスの迫力に興奮していた。
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マリーゴールドは「スターダム」を立ち上げたロッシー小川さんが新たに旗揚げした団体。そのリングに初来日して大暴れしていた、ドイツ出身で身長181センチの“ボジラ”という大型女子レスラーがいるんだけど、俺たち蝶野家は彼女の応援団としてマリーゴールドを観戦に行ったんだよ。
ボジラの父親はウルフ・ヘルマンというリングネームで、ECWやヨーロッパ各国のローカル団体で活躍していたプロレスラー。天山(広吉)選手が、ドイツ遠征したときに対戦したことがあるそうだ。
そして、今回の“ボジラ来日”をプロデュースしたのが、アルファ・フィーメルという女子レスラー。彼女もドイツ出身で以前からマルティーナと交流があり、その縁でヘルマン父娘と蝶野家がつながって、今回の観戦に至ったというわけだ。
ボジラは残念ながら試合に負けてしまったんだけど、しっかりインパクトを残していた。
他の試合も攻防が激しく、見応えたっぷりだった。
序盤は若手の試合で少し地味ではあるが、メインに向かって徐々に盛り上がっていくという、興行の組み立て方もしっかりしていたね。
また、オープニングからメインまで、どれもシリアスな試合内容だったのは特徴的だった。
最近はメジャーなプロレス団体も緩急をつけて、一つは笑えるようなコミカルな試合を入れたりするんだけど、マリーゴールドは最初から最後までシリアス。リングスタッフの動きを見ていても、最近のプロレス団体から消えそうになっているビシッとした雰囲気がある。
これがロッシー小川さんの言う「昭和のプロレススタイル」なのかもしれない。
昭和というけど、逆に新鮮な印象を受けたよ。
深まる海外選手と蝶野家のつながり
この日にマリーゴールドで再デビューを果たした田中きずな選手は、今後も注目の女子レスラー。彼女は新日本プロレスでも活躍した田中稔選手の娘さんなんだけど、センスを感じさせる動きをしていたね。
WWEから凱旋を果たしたイヨ・スカイ選手はさすがの貫禄で、技のスピード感、正確さなど、すべてのレベルが高く洗練されていた。
それに、試合後のマイクもうまかったね。
俺はこのイヨ選手と闘った林下詩美選手と対談したことがあるし、イヨ選手と共にWWEで活躍しているカイリ・セイン選手も交流があって、バックヤードで挨拶を交わした。
こうしてみると、俺もけっこう女子レスラーと縁がある。
それに、マルティーナのネットワークの影響も大きい。
女子レスラーに限らず、ドイツを中心にヨーロッパで活躍している選手が日本に来るときは、蝶野家に遊びに来ることが増えたし、そのつながりは年々深まっている。
プロレス界に貢献しようとか、そこまで大層なことは考えてないけども、いろんな国のレスラーを蝶野家としてバックアップしていくことは続けていきたいと思っているよ。
蝶野正洋(ちょうの・まさひろ)
1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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