石丸伸二氏の“価値”は3億円以上!? 166万票を「潜在視聴率」に換算すると…

石丸伸二(C)週刊実話Web
東京都知事選で一躍、時の人になった広島県の前安芸高田市長・石丸伸二氏(41)。民放各局の報道部門とは対立姿勢を強めているが、バラエティー番組などには笑顔で出演し、好感度と知名度を上げている。

「小池百合子都知事に次ぐ約166万票を獲得した石丸氏なら、潜在視聴率は3%以上ある。金額に換算したら3億円以上の価値がある魅力的な人材です」(広告代理店幹部)

【関連】“石丸伸二総理”誕生の最短ルートは? 小泉純一郎元総理ソックリな扇動手法 ほか

そのため、ワイドショーなどの情報生番組が、水面化で石丸争奪戦を繰り広げているという。

「話題の石丸氏が世相を辛口コメントで切れば、視聴率も取れる。ギャラこそ20〜30万円ですが、石丸氏にしても、自身のYouTube番組の宣伝や次の選挙までに顔が売れるなど、メリットはあるはずです」(民放関係者)

ただ、全国紙の政治部デスクは冷ややかだ。

「政治家の資質はない」

「いわゆる石丸構文が流行っていますが、質問者に質問で返すのは、政治について本気で語れる理念や思想がないからです。また、黙ったり当惑する人間には容赦ない上から目線の言動で威圧する。会話はコミュニケーションの基本です。とてもじゃないが政治家の資質はない」

すでに一部では「石丸離れ」も報じられ、「早くもメッキが剥がれた」との声もある。

「YouTubeで若者らを扇動したら、いつのまにか都知事選に担ぎ出されていた。選挙資金は、こうした世間知らずの若者や勘違いのスタートアップ経営者からの寄付で、何もリスクがないわけですよ。ただ、全国区の知名度になったことで、予想外のバッシングも浴びている。おそらく、現在の状況に一番当惑しているのが石丸氏本人ですよ」(前出・政治部デスク)

石丸氏は、本当に混迷の日本を救う優秀な政治家なのか、それともただのトリックスターなのか。

“薄口政治評論家”の杉村太蔵氏は自身のポジションが危うくなったと嘆くが、ユーモアセンスがなさそうな石丸氏をテレビの視聴者が見飽きるのは意外と早いかもしれない。