女子バレー主将・古賀紗理那「パリ五輪後引退」でメダルに挑戦 周囲から聞かれる“称賛”と“復帰説”

バレーボール(画像はAIで生成したイメージ)
パリ五輪バレーボール女子日本代表の古賀紗理那(28)が、インスタグラムで五輪後の現役引退を表明した。

古賀は代表チーム主将なだけに、関係者やファンに衝撃が走っている。そして同時に聞こえてくるのは「気配りが素晴らしい」「視野が広い」との称賛の声だ。

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「引退を表明したのは7月9日。以前からパリ五輪を最後と決めていたようですが、発表のタイミングが難しかった。前日8日は日本バレーボール協会主催の壮行会、10日に強化合宿でフランスに向かう予定だったので、9日しかないと判断したんです」(業界関係者) 

壮行会での発表を避けたのは協会や五輪関係者、そして選手たちへの配慮に他ならないが、古賀は「合宿前に言わないと、取材陣にも迷惑を掛けてしまう」と思っていたという。 

古賀紗理那は大仁田厚なのか…? 

そのためか、出国前に取材を受けた古賀は「しっかり(引退を)発表して、オリンピックに集中したいっていうのが一番にありましたし、チームも私も集大成なんで、しっかりパリでハイパフォーマンスを出せるようにしたいなという気持ちで発表しました」と告白。現役最後の大会へと旅立った。 

彼女の引退発表は、おおむねバレーボール関係者らにも良好で、代表選手たちも五輪で発奮することが予想される。 

しかし、チームを率いる真鍋政義監督だけは温度差があるようだ。 

出発前の羽田空港で質問を受けた真鍋監督は「すぐ復活しますから。荒木(絵里香)もそうだった」と笑ったほど。 

実際、元女子代表主将の荒木は結婚と出産を経て現役復帰したが、古賀の引退理由も男子バレー代表選手で夫の西田有志との家庭生活を考えてのことといわれているからだ。 

スポーツ紙記者が言う。 

「競技はまるで違うが、プロレスラーの大仁田厚は引退とカムバックを繰り返すことで有名です。先輩の荒木もカムバック時に歓迎ムードでチームに迎えられた。真鍋監督は『大仁田になれ!』と言いたかったのかもしれません」 

ともあれ、集大成となる古賀の戦いが見ものである。