30周年の『パワプロ』最新作に酷評の嵐 “パワフェス”と“栄冠ナイン”が炎上「テストプレイしてないでしょ」

(画像はAIで生成したイメージ)
7月18日、野球ゲームの金字塔である“パワプロ”こと『実況パワフルプロ野球』シリーズの最新作『パワフルプロ野球2024-2025』がリリースされた。2年ぶりの新作かつ、シリーズ30周年の記念すべき作品だが、ユーザーからは酷評の嵐が吹き荒れている。

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同作には歴代レジェンド選手が過去最多の400名超も登場するほか、阪急ブレーブスや南海ホークスといった過去チームも使用可能。球団の本拠地だった阪急西宮球場や大阪スタヂアムも登場する。 

リメイク要素も多く、『実況パワフルプロ野球10』に収録された『対決!伝説選手』のリメイクでレジェンド選手と対戦できるほか、定番モードのサクセスは『実況パワフルプロ野球2010』のプロ野球12球団編をリメイクするなど、過去作からの追加要素が盛り沢山。まさに、30周年を飾る集大成と言っていい内容だ。 

ファンにはたまらない内容のはずだが、ユーザーから目立つのは不評ばかり。特に炎上しているのは、高校野球の監督として甲子園優勝を目指す「栄冠ナイン」と、サクセス登場のキャラ・チームと対戦する「パワフェス」だ。 

17年前と同じようなゲームバランスで失望の嵐 

2つモードに《パワフェスくそ過ぎるから夜は栄冠ナインやろうかと思ったら…そっちも酷いのか》《栄冠がムズくなった》《30周年の割には気合い入ってない》《テストプレイしてないでしょ。パワフェスが長すぎ》など不評ばかりが目につく。 

「パワフェスは周回することを前提としたモードなのですが、前作に比べると、仲間を増やすのに1キャラごとにミニゲームをクリアする必要があるため、非常にテンポが悪い。シリーズ最悪のプレイ時間で知られる『パワプロ9』の『それいけ!ホームランくん』ほどではありませんが、結果的にプレイ時間は相当に延びてしまいます」(ゲームライター) 

このテンポの悪さが、不評の主な要因となっている。栄冠ナインも、初実装でゲームバランスが悪かった『パワプロ14』並とも…。

「栄冠ナインの初代は2007年発売の『パワプロ14』からですが、同作は初代とあってか、ゲームバランスが著しくおかしいことで知られていました。正攻法ではまず勝つことができず、とにかく盗塁とバントでないと勝ち進めず、“盗塁ゲー”と呼ばれたほど。初代と同じバランスが17年経って再来したとなれば、酷評もやむないでしょう」(同) 

大谷翔平の活躍やWBC優勝で野球に注目が集まっているだけに、期待値が上がりすぎていたのかもしれない。