NHK “旧ジャニーズ排除”継続ならK-POP勢が大量出場か…『紅白歌合戦』視聴率回復のカギは?

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2024年も下半期に入り、NHK社内では年末に放送する『紅白歌合戦』の準備が水面下で進められているようだ。

大みそか恒例の大型音楽番組だが、昨年は旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題の影響で、同社に所属するグループやアーティストが44年ぶりに不参加となった。

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現在、旧ジャニーズタレントはSTARTO ENTERTAINMENTの所属となっているが、NHKでは新規起用を見送り続けている。

このままいけば今年も『紅白歌合戦』に旧ジャニーズタレントが出場しないことになりそうだが、実際のところはどうなのか。

スポーツ紙記者が現状を解説する。

「NHKは定期的にSMILE-UP.とSTARTO社の幹部を局に呼び、ヒアリングを行っているようだ。現場スタッフからは、民放番組に旧ジャニーズタレントが出演しているので、もう解禁でいいだろうという声もある。ただ、経営幹部は、稲葉延雄会長も含めかなり慎重になっていて、年内には関係が改善されないかもしれない」

そうなると、別の問題が起きそうだという。K-POPグループの扱いだ。

今年の紅白は人選が超難しい!


ここ最近、民放各局の大型音楽番組を見ても分かるとおり、男女問わずK-POP勢が大人気。男性K-POPグループは視聴率を持っているうえ、CDの売上でも旧ジャニーズタレントに迫る勢いで、NHKとしては無視できない影響力を持つようになってきた。

2023年の『紅白歌合戦』には、男性グループではStray Kids、SEVENTEEN、韓国のエンターテインメント企業『CJ ENM』が携わるJO1が出場。女性グループでは、韓国の事務所に所属するNiziUのほか、LE SSERAFIM、MISAMO、NewJeansが出場した。

今年も旧ジャニーズタレントが不出場なら、TOMORROW X TOGETHERやENHYPENといった日本でのセールスに成功している男性グループが候補に挙がるだろう。

最年長メンバーのジンが1年半の兵役義務を終え、除隊したばかりのBTSも、視聴率を稼ぐために起用したいはずだ。

また、女性グループも次々とブレークしており、いつにも増してK-POPだらけの『紅白歌合戦』になることが考えられるのだ。

「例年になく出場歌手の人選が難しい紅白になりそうで、7月の段階なのにNHKではかなり細かいシミュレーションを開始したという話です。視聴率のためとはいえ、K-POP勢を何組出場させるのやら」(民放関係者)

昨年末、第一部の平均世帯視聴率が初めて30%を割り込んだ『紅白歌合戦』。番組に関わるスタッフは、年末まで憂鬱な日々が続きそうだ。