LiLiCoおすすめ映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』 伝説のロックバンドの軌跡をたどるドキュメンタリー「ビートルズが売れる前の話は間違いなく興味深い」

(c)SHORELINE ENTERTAINMENT


監督・脚本・製作:ボブ・カラザーズ
出演:アラン・ウィリアムズ、ピート・ベスト、アンディ・ホワイト、トニー・ブラムウェル、ノーマン・スミス、アラン・クレイン
配給:NEGA
※7月5日より全国順次公開中

お仕事お疲れさまです。

ザ・ビートルズが大好きな私の父。だから、物心ついたときから私は曲を知ってて、空耳ですが歌えた曲もいっぱいありました。

【関連】LiLiCoおすすめ映画『温泉シャーク』クラウドファンディング開始5時間で目標額達成!『王様のブランチ』でも大盛り上がり ほか

大人になってから、かなり間違って歌ってたことに気付くけど、もう笑って自分を許すしかない。

ファンの方ならご存知でしょうけど、ビートルズに関しては結構、怖い噂もあったりして、例えばレコードに変な声が入ってるとか…。小さい頃の私はそのまま鵜呑みにして、思いっきり信じてしまって眠れない夜もありました。

スターの裏話はやっぱり面白い!!


彼らのドキュメンタリーは今までもいろいろありましたが、解任された本人の話はあまり聞いたことがなかった。

ビートルズが売れる前の話は間違いなく興味深い。後から何とでも言えるとも思うかもしれないけど、やはり人の話を聞くのは楽しい。

本作は2008年に製作されたものなので若干の古さは感じますが、噂でしか聞いたことのなかった前任のドラマーが当時のことを話す。

1970年に解散したビートルズ。世代を問わず今でも愛され続けるロックバンド。私の父はビートルズ解散後も、そのままジョン・レノンのファンになり、80年12月8日に、スウェーデンのラジオから流れた悲報を私が父に伝えたときのことは今でも鮮明に覚えてます。

しかし、この作品に映る彼は、あの個性的なジョンになる前のこと。60年と61年にビートルズが出演したリヴァプールのクラブ「ジャカランダ」のオーナーの面白い裏話や、先ほどのリンゴ・スターの前のドラマー、ピート・ベストがビートルズを解任された日のことを細かく話してくれます。

どんどんスターダムに上り詰めていった彼らを見て、本当はどんな気持ちだったのでしょう。

そして、リンゴが入ったにも関わらず、デビューの『ラヴ・ミー・ドゥ』でリンゴの代わりにドラムを叩いたアンディ・ホワイトの話も聞けます。

大手レコード会社のオーディションに失敗したり、バンド名が気に入らない人がいたり、いろんなアイデアを出す人がいたり…裏話は本当に面白い。

しかも上映時間が72分。7月5日から公開してますので、映画館へ急いで!

会社帰りにちょうど良いかも。お気に入りのビートルズの曲を聴きながら、1杯のビールをおいしくいただきましょう。

ちなみに私の一番お気に入りは『ホエン・アイム・シックスティ・フォー』です!

LiLiCo(リリコ)

映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。