阪神・岡田彰布監督が頭を抱える「ドラフト問題」球団歴代最多勝利記録更新も課題山積

甲子園球場(C)週刊実話Web

阪神・岡田彰布監督(66)が、7月6日に球団の監督として歴代最多の515勝目を挙げた。

「これまでの最多記録は1960年代に指揮を執った藤本定義さんが持っていました。藤本さんは、巨人と阪神の両球団で指揮を執った唯一の名将。阪神の支援者だった父・勇郎さんに連れられ、幼少期から甲子園に通っていた岡田監督は、子どもの頃に見た名将の記録を抜いたわけです」(スポーツライター)

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6月27日の中日戦では、監督通算700勝を達成。本拠地・甲子園球場でヒーローインタビューのお立ち台に上げられたが、その前日には阪神のスカウト会議が開かれていた。

「この時期のスカウト会議は指名候補を100人くらいに絞り込む。でも、上位指名はだいたい決まっています」(球界関係者)

「他に大砲タイプはいないか?」


同会議で想定外だったのは、侍ジャパンにも招集され、今秋ドラフト会議の主役とされる明治大学の宗山塁内野手が怪我をしてしまったことだ。

「阪神をはじめとする複数球団は、『評価は変わらない』としていますが、1位指名を強行するかどうかは意見の分かれるところ。即戦力投手の逸材も多いので、大半の球団は『投手か宗山?』で検討することになるでしょう」(同)

しかし、阪神だけは事情が違う。

「今年の阪神は打線低迷に苦しんでいます。得点力不足は深刻で、主砲の大山悠輔、佐藤輝明がそろって不振ですからね。大山、佐藤の代役が務まる大砲タイプを探しており、宗山負傷の報告を受けて『他に大砲タイプはいないか?』という話になったそうです」(同)

複数の高校生野手も挙げられたが、即戦力ではないため会議はまとまらず、「社会人野球の都市対抗を見てから」として結論は次回以降に持ち越しとなった。

SNSでは、岡田監督の言動が「パワハラではないか?」との議論も噴出しており、記録を素直に喜べる状況とは言い難い。