大谷翔平“出禁報道”のフジテレビが謝罪 一方で日本テレビは完全黙秘の謎

日本テレビ (C)週刊実話Web

7月3日と4日、フジテレビの情報番組が連続で謝罪を行った。6月に大きな話題を集めた、ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の豪邸報道に関してだ。

「日本テレビとフジは5月の番組にて、大谷選手が日本円にして12億円の豪邸を購入したと報道。その中で、ヘリによる空撮映像や近隣住民へのインタビュー、自宅前での撮影などを行い、過熱取材による迷惑行為だと、球団側から取材パス剥奪の出禁を言い渡されてたと一部週刊誌にて報じられました」(スポーツジャーナリスト)

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3日放送の『Live News イット!』(フジテレビ系)は、番組終盤、メインキャスターの青井実アナウンサーが「当番組では、大谷選手の新居について取材、報道しましたが、大谷選手とそのご家族、代理人をはじめとする関係者の皆さんにご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」とコメントし、出演アナ3人が頭を下げて謝罪した。 

一部週刊誌の出禁報道には触れなかったが、「大谷選手の自宅をはじめ、プライベートな空間を訪れることはお控えいただき、大谷選手に会いたい時は、球場に足を運んでくださるよう、お願い申し上げます」と釈明し、暗に報道を認めた形となった。

翌4日朝の『めざまし8』でも、同局の西岡孝洋アナウンサーがカメラに頭を下げて謝罪。コメントは「当番組」を「めざまし8」に変えただけのコピペだったが、局として正式に謝罪した格好だ。 

きちんと謝罪できてフジテレビの好感度急上昇! 


これを受け視聴者からは、フジに対する厳しい声が相次ぐ。謝罪を行ったものの、未だに否定的な感情が見られているが、それ以上に立場が悪いのは日テレだ。 

フジが連日の謝罪を行った4日以降、日テレは大谷選手に関して謝罪や釈明等を行っていない。同じ過熱取材による出禁報道があった局にしては、対応が真っ向から異なる。 

視聴者からも《日テレは謝らないの?(謝って済む問題ではないけど)》《フジテレビは遅れてでもこの件で謝罪したから多少はマシ》《日テレも説明しなきゃダメ 謝罪どころか無かったことにしてる?》など、厳しい声が相次いでいる。 

「フジは6月22日時点で、スポーツ紙の取材に対し、出禁報道について《取材ができなくなったという事実はない》と回答している。一方、日テレは24日のスポーツ紙に《取材の過程についてはお答えしておりません》と曖昧な回答。ここから分かるのは、『怒られていないけど、不快にさせたから謝ろう』という誠実さと、『答える気も謝るつもりもない』という不誠実さだろう」(メディアアナリスト) 

日テレは『24時間テレビ』やドラマ『セクシー田中さん』にまつわる不祥事など、悪い意味で注目を集め続けているのだが…。