今期夏ドラマは“望まぬ妊娠”がトレンド? ジャンル被り多発で困惑「前期は記憶喪失が流行ったが…」

フジテレビ (C)週刊実話Web

ドラマ『あの子の子ども』(フジテレビ系)第2話が7月2日に放送され、ヒロインの福(桜田ひより)が予期せぬ妊娠に悩む描写があり、ドラマ愛好家たちを辟易させている。

ドラマは、高校2年生の福と、幼なじみの恋人・宝(細田佳央太)の間に妊娠が発覚し、本当に子どもを産んで育てられるのか、10代で親になることへの葛藤を描いた話題作。

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第1話では、事後に避妊具が破れていることに気がついて、病院にアフターピルをもらいに行こうとするも、「親に連絡が行くかもしれない」という恐怖と後ろめたさから、福はクリニックを受診することができなかった。 

続く第2話では、不安に押しつぶされそうになりながらも「大丈夫。私たちに特別なことなんて起こらない」「普通の高校生だってしてる」と言い聞かせているが、福が不正出血に見舞われる。 

前クールは『366日』と『アンメット』でネタ被り


「こうした事故的な妊娠を描くのは、今期の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)と同様で、2日連続。こちらもSnow Man目黒蓮と古川琴音が演じる大学生同士の恋人が、望まぬ妊娠をしてしまうことから始まります。こうしたジャンル被りは、前期クールでも生じました。フジテレビ系の月9『366日』と月10『アンメット』のどちらも記憶障害と闘っていく内容だったのです」(芸能ライター) 

この現象に、視聴者からは《前期ドラマは記憶喪失が流行ったが、今期はおめでたか》《4月期は記憶喪失で今期は望まない妊娠?》などと指摘する声が相次いでいる。

一体なぜこのような被りが生じるのか。「実は制作しているのが、フジテレビとフジテレビ系列のカンテレで、別なんです。ドラマ制作に力を入れているカンテレは、『罠の戦争』や『エルピス —希望、あるいは災い—』、前期放送の『アンメット』などヒット作を連発。系列局であるフジテレビにとって嬉しくもある一方、視聴者から比較される対象にもなる。ジャンルはおろか、物語の根幹になる出来事まで被ってしまうのは、打ち合わせがされていない証拠とも言えます。系列会社とはいえ、不仲説が浮上していますね」(同・ライター)

視聴者的にいえば、記憶障害や望まぬ妊娠などのテーマを扱うには、週明けの月曜日と火曜日は重い気もするが…。