関根容疑者との関係は「破綻している」

現在、捜査本部は真奈美容疑者の認否を明らかにしていない。当初は、すぐに犯行を認めると思われていたのだが、想像以上に取り調べが難航しているという。

「真奈美は毅然とした態度で取り調べに応じている。クールビューティーを絵に描いたような凛とした佇まいに、捜査官も圧倒されているようです」（捜査関係者）

どうやら、終始一貫「自分は犯行に関わっていない」と否認しているようだ。

「共犯とされる関根についても、『関係は破綻している。内縁関係などではない』。さらに、『自分は長女。殺す理由がない』といった主張を繰り返している」（同）
宝島さん夫妻は、4月15日の深夜から16日未明にかけて東京・品川区東五反田の空き家のガレージで殺害されたとみられている。

全国紙デスクが言う。

「那須町で発見された焼死体を司法解剖した結果、血液から睡眠薬の成分が検出された。宝島さん夫妻は睡眠導入剤を飲まされ、意識がないまま殺害されたんです」

問題は、誰が夫婦に睡眠薬を飲ませたのか、誰がこの睡眠薬を入手したのか、という点だ。

「捜査陣は、この点で真奈美がキーマンだと踏んでいる。普通に考えると、真奈美が睡眠薬を一番摂取させやすいポジションにいるわけです。睡眠薬についても、真奈美のかかりつけ医などを調べ、すでにいくつかヒットしているようです」（同）

宝島さん夫婦の遺体が那須で発見された際、真奈美は頑なに鑑定用DNAの検体提供を拒んだとの情報もある。

「当初から真奈美は、犯行グループの一味として捜査線上に浮かんでいた。共犯5人に渡った計1500万円もの金の出どころも、彼女に疑いの目が向けられる要因になった」（前出・捜査関係者）