クドカン脚本の新ドラマ『新宿野戦病院』視聴率ダウンの気配?『不適切にもほどがある!』と比べて評価がイマイチな理由

フジテレビ (C)週刊実話Web


7月3日、クドカンこと宮藤官九郎が脚本を務める医療ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)の第1話が放送された。

1月期に放送され、大ブームを巻き起こした『不適切にもほどがある!』(TBS系)を手掛けた宮藤の作品とあって前評判は上々。第1話の平均視聴率は世帯7.9%、個人4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずの滑り出しとなった。

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しかし、SNS上では《つまらない》《脱落した》といった声も多く、放送直後から大絶賛された『不適切にもほどがある!』とは視聴者の反応に差があるようだ。

クドカンとフジテレビの意思疎通に問題?


なぜ評判がイマイチなのか、テレビドラマの取材を長年務めるスポーツ紙記者が問題点を語る。

「クドカンが脚本を務めることを事前にアピールしまくり、視聴者の期待値が上がりすぎてしまったのが原因だろう。正直、テンポもよく、そこまで悪い出来ではなかったものの、クドカンらしい気の利いたセリフや会話劇が少なかった。少女による立ちんぼやトー横キッズといった社会問題を扱うも中途半端さを感じさせ、微妙な下ネタやギャグ満載の手術シーンも不評でした」

また、フジテレビと宮藤の関係性も影響していそうだという。

「クドカンがフジの連続ドラマで脚本を手掛けるのは『ロケット・ボーイ』以来、23年ぶり。そのせいか、スタッフとクドカンの意思疎通が出来ていない印象。フジのスタッフで、クドカンの脚本を生かせる人材がいないのでは。仲野太賀の好演技も生かされず、フジのスタッフの力量不足が露呈している。第2話で一気に視聴率が下がる可能性もあります」(前出・スポーツ紙記者)

放送前には今期ドラマ一番の注目株だったが、フタを開けてみればヒットする気配がなさそうな『新宿野戦病院』。『不適切にもほどがある!』のように、回を重ねるごとに面白みを増すのだろうか。