新型コロナの感染拡大による自粛の長期化で、国内ビール市場が大きく様変わりする中、家庭向けの生ビール宅配サービスがブームの兆しを見せている。
ビールサーバーを貸し出し、生ビールを定期配送するサービスは、2017年にキリンビールが始めた。今夏はコロナ禍で高まった「家飲み需要」のさらなる取り込みを狙う。
「キリンの宅配サービスは専用サーバーを無料で貸し出し、1リットル入りの容器で月2回ほど届けるシステムです」(酒類担当の広告代理店関係者)
宅配サービスはサブスクリプション(定額制)が主流で、人気のクラフトビールなど4種類ほどを用意し、顧客に選んでもらう。料金は月額8250円(税込)からで、サーバーには保冷機能があり、ビール容器をセットすると開栓から48時間保管できるという。
自宅でサーバーから注ぐ贅沢感!
一方、アサヒビールも5月25日、会員制の家庭向け生ビール宅配サービス「ドラフターズ」を開始する。こちらで届くビールは同社の主力「スーパードライ」で、ミニ樽2リットル缶2本を工場から直接配送する。
「ビールサーバーは飲食店用の技術をもとに開発され、専用ガスをサーバーにセットして注ぐので、店の生ビールと同じクリーミーな泡も楽しめます」(同)
サービス価格は月額7980円(税込)で、一部の飲食店で展開する氷点下まで冷やせる「エクストラコールド」も備えている。
「家庭向けの生ビール宅配サービスはやや割高ですが、サーバーから注ぐという自分でしか味わえない優越感と贅沢感は、外出自粛の中でストレス解消になりますよ」(ビール愛飲家ジャーナリスト)
家庭向け生ビール宅配サービスをめぐる競争は、新規メーカーの参入も予想され、さらに加熱しそうだ。
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