日本テレビが今期、最も力を入れているドラマ『ネメシス』の制作現場では、出演女優を巡ってある問題が勃発していた。
「特にADの間では『お前は〝すず派〟、それとも〝かんな派〟』と尋ねられる。どうやら派閥が出来上がりつつあるのです」(事情通)
ドラマ『ネメシス』で櫻井翔とダブル主演を務めているのが広瀬すずだ。ところが、間もなくして新たなヒロインとして橋本環奈の名前が公表された。広瀬と橋本は業界で〝共演NG〟とウワサされていた間柄。事実、広瀬と橋本は『ネメシス』が初共演になる。
「2人は学年も一緒で、ファン層もモロ被り。おまけに美少女キャラ…と全く似通っているため、ドラマや映画界では共演は厳しいと見られていたのです」(芸能プロ関係者)
そして、他局ドラマプロデューサーが首を傾げながら指摘するのは〝番手〟だ。
「番手は主役が1番手、次に準主役が2番手です。俳優にとってはプライドとキャリアの番付といっても過言ではない。『ネメシス』の番手の1番はダブル主演である広瀬と櫻井です。2番が橋本になる。『ネメシス』に関していえば、広瀬の方が格上です。橋本はドラマ出演にあたりこの番付を飲んだことになるのです」
こう語るのは消息筋。
2人の出演料を見比べると大きな違いが…
「収録現場での初顔合わせは終わっています。カメラを向けると仲よく笑いながら話をしているが、関係者がいなくなった途端、2人はムスッとした表情になって自分の楽屋に早足で戻ってしまう。番宣でも互いを見ているときの目が怖い。絶対に笑っていません」
その結果、広瀬と橋本の関係に興味を持ったスタッフ間で、本人らの了承を得ないまま派閥勝手連が出来上がってしまったのだ。
「楽屋も各派閥のADが、スタジオにより近いところを押さえたりしている。また、広瀬と橋本が差し入れたお菓子もどちらが先になくなるのかも気に掛けている。もし、収録終了まで差し入れが残っていたら派閥ADらが会議室などで必死になって食べている」(同)
ここで、橋本が2番手に甘んじた理由を入手した。
「この『ネメシス』は地上波ドラマと映画版の2つで構成されているのです。ドラマの1番手は広瀬ですが、映画の1番手は橋本なのです」(前出の事情通)
さらに、2人の出演料だけを見比べると、大きな違いが判明した。
「広瀬のドラマのギャラは1本180万円、橋本は130万円。しかし、映画は広瀬が300万円なのに対し、橋本は1100万円。全10話想定のドラマのため、トータルでならすと、橋本の方が少し多い金額になるのです」(ドラマ関係者)
〝すず・かん〟バトルは感染拡大しそうだ。
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