現在、コロナ禍で客足が激減しているといわれるデリバリー型風俗店。その影響を受けているのは、何も働いているデリヘル嬢だけではない。彼女たちをホテルや客の自宅まで送迎するドライバーも例外ではないのだ。
こうしたドライバーの仕事について、客の立場からすると「オキニ嬢の自宅の場所やプライベートな部分を見られるのはうらやましい」と思うかもしれない。しかし、「実際はメンヘラだらけ。苦労の連続です…」と重い口を開くのは、ドライバー歴2年になるBさん(男性/35歳)だ。
「外見がやたらいいとか、指名本数ナンバー1といったキャスト(デリヘル嬢)になるほど、メンヘラ度は高くなります。少し前に入店してきたSチャンという子がいたんですが、彼女は胸も大きく、少年漫画に出てきそうなほどスタイルも抜群。でも、よく見ると、両腕に何本もリストカットの跡が…。送迎のとき、通常、キャストは後部座席に座るのですが、女の子が多いときは助手席に座ることもあります。隣にSチャンが座ったとき、ミニスカートから伸びた太ももにまでリストカットの跡がびっしりと見えて…。僕は横を見ることもできず、黙って前だけを向いて運転しました」
メンヘラ嬢と援交したドライバーが音信不通
また、客の前ではぶりっ子で大人気のデリヘル嬢も、車に乗ったとたん、本性をさらけ出すそうだ。
「裏では、感情の起伏が激しすぎるメンヘラ嬢も多いですね。指名上位のMチャンは、新人キャストに『な~に見てんだよブス!』と突然キレたと思ったら、今度は彼氏に電話しだして大泣きしたり。彼女、しまいには彼氏と電話で大げんかして、イライラしていたのか、降りるときに車を蹴っていったんです。でも、たとえ車を壊されようが汚されようが、キャストに逆らうことはご法度。凹んだ車体は自腹で修理しました…」
ほかにも、ホストと揉めて「死んでやる!」と大騒ぎするキャスト、バンドマンのヒモ彼氏の自慢を延々としてくるキャスト…。そんな女性ばかりで、Bさんは女性不信気味だ。
「でも、中には、そんな触れてはいけないメンヘラ嬢に手を出したドライバーがいたんです。コロナ禍で客足が減ったので、キャストに援交話を持ちかけて車の中で行為に及んだんだとか。以降、そいつとは連絡が取れません。山に埋められてなければいいんですが…」
【ゾッとする夜の街の怖い話~その③~に続く(#③を読む)】【画像】
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