「新型コロナ関連は完全に飽きられているし、小室圭さんの金銭トラブルも煮詰まってきて、正直ネタに苦しんでいたところでした。緊急事態宣言の出ているGW、在宅率も高いこのタイミングでの逮捕はありがたい」
〝紀州のドン・ファン〟と呼ばれた和歌山県田辺市の酒類販売会社の元社長で資産家だった野崎幸助さん(当時77)が2018年に不審死した事件が、ついに動いた。致死量の覚せい剤を摂取させ、野崎さんを殺害したとして逮捕されたのは55歳年下の元妻・須藤早貴容疑者(25)だったからだ。
冒頭のように不謹慎なことを口走るのは、ワイドショーの制作スタッフである。
「4000人の女性に30億円をつぎ込んだと豪語し、著書に70歳を過ぎても性行為は1日3回と綴っていた野崎さんのキャラも突出していましたが、未亡人となった須藤容疑者もパパ活にホストクラブ通い、セクシービデオ出演歴など疑惑のデパート状態でした。逮捕直前にもドバイ高飛び説や美容整形疑惑など、下手な2時間ドラマよりベタな展開でしたからね」(同・スタッフ)
容疑者出演のセクシービデオがバカ売れ
商魂たくましいのはマスコミだけにとどまらない。須藤容疑者が出演したセクシービデオを販売するサイトでは、逮捕直後から出演作をセールで売り出し、瞬く間に販売ランキング1位になる人気ぶり。
「須藤容疑者の逮捕によって、出演作が削除されるのではないかといった憶測が流れ、一気に再生回数がトップになったようです。一般のドラマや映画なら、主役級の俳優が薬物で逮捕されただけでもお蔵入りになる御時世ですが、セクシービデオにはスポンサーなども存在しないから問題ないと思うんですが…。実際、過去に薬物で逮捕されたセクシー女優の作品なども廃盤にはなっていませんからね」(元ビデオ雑誌の編集者)
何ともゲスな話だが、この時期の逮捕で泣きを見た業界も。
「週刊誌です。各社、合併号を出して休みに入ったタイミングだったため、次はゴールデンウイーク明けの発売号になります。ロス疑惑級のビッグニュースで、昭和の時代なら数カ月か半年は引っ張れたネタだと思いますが、今の情報サイクルでは、ゴールデンウイーク明けには関心が薄れているはず。そこで、各社ともWEBサイトで過去の記事を配信するのが精一杯。ワイドショーとの明暗くっきりですね」(夕刊紙記者)
須藤容疑者のセクシービデオの代表作のタイトルは『朝までハシゴ酒』だが、週刊誌記者たちは〝朝までヤケ酒〟の気分だろう。
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