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12歳少年の映像を“加工”『消えた天才』禁断の“ヤラセ”打ち切り番組~その⑨~

12歳少年の映像を“加工”『消えた天才』禁断の“ヤラセ”打ち切り番組~その⑨~
12歳少年の映像を“加工”『消えた天才』禁断の“ヤラセ”打ち切り番組~その⑨~ (C)週刊実話Web

 昭和の時代は、テレビ朝日系の『水曜スペシャル』で放送されていた『川口浩探検シリーズ』のような、子どもが観てもヤラセと分かる番組が視聴率を稼いでいた。

また、意外な長寿番組にも疑惑がつきまとっていた。あの『笑点』(日本テレビ系)は、「大喜利の回答は放送作家が考えているのではないか」と言われていたし、2014年に放送が終了した『笑っていいとも!』の人気コーナー「テレフォンショッキング」も、そうそう都合よくゲストがつながっていくわけがないと疑われた。

現代でも、女たちが1人の男を奪い合う人気恋愛リアリティショーの『バチェラー・ジャパン』が、「台本は存在するし、どの女性が落とされるかは事前に決まっていた」と告発する記事が週刊誌を賑わせ、別のリアリティショーでは人気女子プロレスラーがネットの誹謗中傷を苦にして自殺した。

ここに紹介する番組は、人気があったのに突然打ち切られた。いったい何が問題だったのか──。

野球、サッカー、卓球、フィギュアも加工

すぐれた実力を持ちながら、姿を消したアスリートやアーティストたちに注目し、彼らの人生や現在の姿を迫ったTBS系のバラエティー番組『消えた天才』(2018年~2019年)。不定期番組から始まり、好評を博してレギュラー化されたが、2019年にヤラセが発覚し、この番組自体が消えてしまった。

問題となったのは、8月11日の放送回。リトルリーグの全国大会で、当時12歳の少年が成し遂げた「全打者三振」の完全試合の映像が放送されたが、少年が投げる映像を早回しして、実際よりも速く見えるように〝加工〟していたのだ。加工があったのは、放送した全31球のうち7球。実際より2割程度速くしていたという。

問題を受けて調査が行われ、この回以外にも卓球のラリー、フィギュアスケートのスピン、サッカーのドリブル映像を速くして放送していたことも判明した。

実はこの問題、同局の『クレイジージャーニー』とほぼ同時期に発覚したため、2番組同時に打ち切られた。

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