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松本人志が激怒!『クレイジージャーニー』禁断の“ヤラセ”打ち切り番組~その④~

禁断の“ヤラセ”打ち切り番組
禁断の“ヤラセ”打ち切り番組 (C)週刊実話Web

 昭和の時代は、テレビ朝日系の『水曜スペシャル』で放送されていた『川口浩探検シリーズ』のような、子どもが観てもヤラセと分かる番組が視聴率を稼いでいた。

また、意外な長寿番組にも疑惑がつきまとっていた。あの『笑点』(日本テレビ系)は、「大喜利の回答は放送作家が考えているのではないか」と言われていたし、2014年に放送が終了した『笑っていいとも!』の人気コーナー「テレフォンショッキング」も、そうそう都合よくゲストがつながっていくわけがないと疑われた。

現代でも、女たちが1人の男を奪い合う人気恋愛リアリティショーの『バチェラー・ジャパン』が、「台本は存在するし、どの女性が落とされるかは事前に決まっていた」と告発する記事が週刊誌を賑わせ、別のリアリティショーでは人気女子プロレスラーがネットの誹謗中傷を苦にして自殺した。

ここに紹介する番組は、人気があったのに突然打ち切られた。いったい何が問題だったのか──。

10回放送中11種類が事前に準備された生物

2015年から放送され、世界各地のスラム街や少数民族などを紹介して人気を博したTBS系の『クレイジージャーニー』。非常に評価の高い番組だったが、こちらもヤラセが原因で放送が終了した。

問題となったのは2019年8月14日放送「加藤英明まだまだ爬虫類ハントしてました!」という回。同番組にたびたび登場していた爬虫類学者が、メキシコで珍しい生物を探して捕獲したという回だが、このロケ中のヤラセが発覚したのだ。

なんと、現地ロケを担当した番組スタッフが、本番で目当ての生物を発見できないことを恐れて、現地の協力者に依頼して事前に準備。用意していた生物を放って撮影を行ったのである。結局、放送で紹介した6種類の爬虫類のうち4種類もが、事前に準備した生物だと判明した。

なお、この事実は爬虫類学者には知らされず、さらに番組側が使ったこの手法は、過去にも行われていたことも明らかに。この企画は10回放送されたが、11種類もの生物が事前に準備されたものだったのだ。

メインMCだったダウンタウンの松本人志が激怒。打ち切り後もしばらく、他局の番組で愚痴をネタにしていた。

禁断の“ヤラセ”打ち切り番組~その⑤~

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