今週ピックアップするのは、未来で活躍を期待される優駿たちの戦い、毎年秋に行われる各地の2歳重賞レースをシリーズ化した【未来優駿2020】だ。
各地で行われる2歳重賞に焦点を当て、この後に控える冬の2歳ダートグレード競走や、その先の3歳クラシック競走へ駒を進めていくような原石を探す、そんな競馬ファンの探求心をくすぐる大人気のシリーズ。
そのシリーズの中でも特に注目を集めるレースが、10月末に2鞍行われる。まずは、10月27日の名古屋競馬『第59回ゴールドウィング賞』(SPⅠ)だ。1962年にダート1600メートルのアングロアラブ系3歳(現2歳)の重賞競走として創設。71年から出走条件をサラブレッド系3歳(現2歳)の東海所属馬に変更。そこから、北陸・東海・近畿地区交流競走となるなど様々な経緯を経て、2013年から東海地区所属2歳馬限定の重賞となっている。
名馬のステップレースとして知られ、87年の勝ち馬にはオグリキャップ、93年にはオグリローマン、94年にはライデンリーダーなど、競馬界に名を刻む名馬がずらり。その時代の競馬界をけん引するような名馬を輩出してきた東海地区。今年もスターホースの誕生を期待せずにはいられない。
多くの馬が地方競馬【未来優駿2020】をステップにトップホースへ
そして、続く28日に船橋競馬で開催される『第66回平和賞』(SⅢ)も、翌年活躍する馬の登竜門として知られている。昨年1着のヴァケーションは全日本2歳優駿を制し、8着馬エメリオットが東京ダービー馬になっている。その他、18年1着ヒカリオーソ、12年1着インサイドパーク、07年2着ドリームスカイ、04年1着シーチャリオット、99年2着ヒノデラスタ(以上東京ダービー馬)、14年1着ストゥディウム(羽田盃馬)、06年2着馬フリオーソ(JBC馬)、18年2着馬トーセンガーネット(二冠牝馬)など、多くの馬が平和賞をステップにトップホースへと上り詰めている。
活躍馬の所属を見ると、地元船橋や川崎所属馬の活躍が目立つが、それよりも注目したいのは、北海道デビュー馬だ。ハイレベルな2歳戦でもまれている経験の豊富さが、大きなアドバンテージになっており、台風の目になりそうだ。
あわせて読みたい
- [New] 『護られなかった者たちへ』/10月1日(金)より全国公開〜やくみつる☆シネマ小言主義
- [New] 『「全裸監督」の修羅場学』著者:村西とおる〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [New] 『死る旅』著者:松原タニシ〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [人気] 『スーパー戦闘 純烈ジャー』/9月10日(金)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [人気] 『知らないと恥をかく 世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』著者:池上彰〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『マイ・ダディ』/9月23日(木)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [話題] 『サメ映画大全』著者:知的風ハット~話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『フリー・ガイ』/8月13日(金)より全国公開中~LiLiCo☆肉食シネマ