1979年に放送開始して以来、世代を問わず根強いファンを多く抱える『機動戦士ガンダム』が、Netflix(ネットフリックス)で実写化されると発表された。監督は、映画『キングコング: 髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツが務める。
「実写化については、2018年にサンライズと世界的映画会社のLegendaryによって共同開発が発表されていました。脚本は、アメコミの賞であるアイズナー賞やハーヴェイ賞の受賞経験を多数持つブライアン K.ヴォーン氏。同氏は、Legendary側のプロデューサーで、『パシフィック・リム』や『名探偵ピカチュウ』などを手掛けたケール・ボイター氏とともに製作総指揮も担うそうです」(映画関係者)
肝心のストーリーや舞台設定については、現在のところ「非公開」となっており、長い歴史と多数の作品を持つガンダムシリーズの中で、どこが扱われるのかも不明。オリジナルストーリーの可能性もあるというのだ。
この発表に、ガンダムファンからはこんな声が上がった。
《過去にハリウッドの会社に任せたらシャアが小太りのオッサンというトラウマレベルの作品が出来たから今回は厳しくチェック入れて下さい》
《ガンダム実写映画化の正式決定で「Gセイバー」や「GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH」が話題になってるので、ケツアゴシャアが生まれた理由でも振り返っておこうか…》
など、歓迎のコメントより不安な書き込みで埋め尽くされているのだ。
かわいいいポケモンも実写化したらキモかった
「2000年に日本とカナダで共同製作されたガンダムの実写版『G-SAVIOUR(G-セイバー)』が、ストーリーもビジュアルもひどく、主人公アムロのライバルであるシャア・アズナブルが〝ケツアゴ〟のオッサン俳優だったんです。『名探偵ピカチュウ』も、かわいいいポケモンたちを実写化したらキモかったというオチでしたから、ファンが不安になるのも理解できます」(前出の映画関係者)
ハリウッド映画で大失敗した日本アニメの実写化といえば『ドラゴンボール』が有名だ。同作は、後に脚本家が「金に目がくらんで書いた」「ファンに申し訳ない」と謝罪するほどひどい内容だった。
《ハリウッド系列で日本のアニメの実写化して大ヒットしたと言われる物はほぼないのでその現実を打破できる作品になることができるように頑張って下さいとしかいいようはない》
《半分不安で半分楽しみ。CGの技術が進歩したからギミックに不安はないかな。ただキャストがどうなるかとやっぱりストーリーだよなぁ。(中略)ガンダムの日本人的世界観はアメリカ人には受けないはず》
などといった書き込みも多く見られるが、日本国内で製作されたアニメの実写版でも『デビルマン』『CASSHERN』『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』などはファンから酷評されている。
Netflix版ガンダムも、ファンから「認めたくないものだな」と言われないよう、しっかり製作してもらいたい。
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