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阪神タイガース“お家騒動”矢野監督に飛び交う「コロナ解任」という処分

(C)週刊実話Web

二度目のコロナ集団感染騒ぎを起こした阪神に、新たな疑惑が向けられている。

福留孝介ら複数の選手が戦線離脱に追い込まれた二度目の集団感染に対し、親会社でもある阪急阪神ホールディングスの角和夫代表取締役会長が「ケジメが必要」と発言。揚塩健治球団社長が年度内での退任を発表し、トラ関係者たちは「これで一件落着」といきたかったはずだが…。

「感染防止の観点から『会食は4人まで』と通達していました。福留たちがそれを破ったことに対し、矢野燿大監督は『チームの結束に必要。自分が許可を出した』とかばう発言もしていたのです」(在阪記者)

ところが、コトは簡単に収まらなかった。

今夏の遠征中、矢野監督も内規を破る人数での会食を行っていたのだ。しかも、その中に「虎ナインもいた」ことが判明。指揮官の資質を問う厳しい意見も出始めている。

「福留たちの会食が問題視されていますが、その9月19日夜、別の飲食店で矢野監督も複数のメンバーと会食をしていたことが分かり、その中に濃厚接触が疑われたスタッフもいました。矢野監督は『ギリギリセーフ』と言っていましたが」(スポーツ紙記者)

矢野監督の処分について「藤川球児の引退セレモニーに水を差したくない…」

球団上層部をガッカリさせたのは、特定の選手とも会食していたこと。しかも、別会合でも内規を破っていたとなれば、処分は当然だ。

「角会長の叱責を受け、今季の敗因についても厳しく検討しなければなりません。当時、2位というチーム成績を指して、矢野監督の続投を支持する声もあったんですが、中日に抜かれてしまいましたからね」(同)

矢野監督は現在、3年契約の2年目。だが、前任の金本知憲氏は成績不振を理由に、契約期間中に事実上の解任を通達されている。4位DeNAとも僅差となっており、このままズルズルと順位を下げれば、その「再現」となってしまう。

「今季のプラス材料は、藤浪晋太郎が復活しつつあることと、小幡竜平など若手も育ってきたこと。矢野監督の処分について、今、大きな動きがないのは藤川球児の引退セレモニーに水を差したくないからです」(球界関係者)

これまで、阪急出身の幹部はタイガースのことについて触れずにきた。阪急出身者の球団入りも囁かれるため、矢野監督の後任候補にも〝ブレーブスOB〟の名前が出てきそうだ。

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