女優のかたせ梨乃が、松坂桃李主演の映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)で、1999年の『極道の妻たち 赤い殺意』以来、22年ぶりに極道の妻役を演じる。
同作は広島県の架空都市・呉原市を舞台に、暴力団と警察の攻防を描いた柚月裕子氏の同名小説シリーズの第2弾。かたせが演じるのは、暴力団組織「五十子(いらこ)会」の五十子正平会長(石橋蓮司)に先立たれた未亡人役だ。
かたせは「前作を拝見して、石橋蓮司さんが演じられた五十子正平が重厚な艶がある極道だったので、この人の妻ならぜひやりたいと思いました」と出演を即決。22年ぶりの極妻の役作りについて、「極妻は妻であり姉であり、母であり、女性のいろいろな要素を持っている人。そのイメージをもう一度自分の中によみがえらせて演じさせていただきました」とコメントを寄せている。
「かたせは86年公開の『極道の妻たち』の準主役に抜擢され、翌年公開の『極道の妻たち2』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、極妻シリーズに計9本出演。他に『吉原炎上』や『肉体の門』などでも体当たりの演技で役柄に挑み、女優として大きく成長しました。今回の『孤狼の血』は、かたせの往年のファンたちが待ちに待ったハマり役になりそうです」(ベテラン映画記者)
還暦過ぎてもミニスカ姿でカメラマンを挑発
かたせは、168センチの長身に加え、以前公表していたスリーサイズはB98・W60・H90という日本人離れしたダイナマイトボディー。美を保つ秘訣は水泳と健康的な食事とあって、現在も見事な体形を維持している。
「18年の映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』の取材には、還暦を過ぎていたにもかかわらず、ミニスカート姿で登場。記者とカメラマンが目のやり場に困っていたほどです」(映画業界関係者)
そんなかたせの今回の極妻再挑戦で思い出されるのが、やはりあの〝伝説の艶シーン〟だ。
「86年の『極妻』の終盤、跡目抗争で組織の反乱分子となり、傷を負った夫(世良公則)の潜伏先で行為に及ぶシーンが強烈でした。2人の欲情がぶつかり合う様は、完全に演技を超えたレベル。クライマックス、世良は刀で襲撃されて血まみれになりながらも、かたせとの行為をやめなかった。あんなシーンを、もう一度期待してしまいますよ」(同・関係者)
若かりしころの回想でもいい! 期待しよう。
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