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柴咲コウ『35歳の少女』が重苦しい理由?…根底に“女児誘拐事件”との類似性か

柴咲コウ
柴咲コウ(C)週刊実話Web

日本テレビで放送されている話題のドラマ『35歳の少女』が、どうにも重苦しい。柴咲コウ演じる時岡望美は10歳のときに不慮の事故に遭い、長い眠りについた。しかし2020年、すでに年齢は35歳になったものの、完全な当時の10歳少女として意識を取り戻す。この展開が物議を醸している。

「20年も寝ていたのですが、望美は見るもの、触るものが新しい。顔はすっかり大人なのに、やることはただの子供。買い物に行っても妙にはしゃぐ姿や、お子様ランチを食べる姿が奇異に映るのです。外見も大人だし、ハタからは『ちょっとおかしい子ね』と映るわけです。そこに家族や元初恋の人(その後、恋人か!?)との葛藤があるのです」(テレビ雑誌編集者)

やはりショッピングセンターの遊戯広場で、小さな子供に交ざってぬいぐるみを抱くシーンは違和感だ。おかしいというより、見ている大人たちも、何かあったのではないかという目で見ている。

「うがった見方になるのですが、このドラマのベースには、過去に複数回起きている〝女児誘拐事件〟があるように思えるのです。徹底的に周りと関係を遮断され、誘拐犯の言いなりになって生きる。偶然にも脱出できたものの、しばらくぶりに見た生活は隔世の変わりよう……」(同・編集者)

桜庭ななみ主演ドラマ『13』と柴咲コウ『35歳の少女』の共通点…

この8月、桜庭ななみ主演でドラマ『13』(東海テレビ)が放送された。同ドラマは誘拐されていた少女・相川百合亜(桜庭)が13年ぶりに自宅に帰って来たという話。とまどう家族、押し掛けるマスコミ、家庭が徐々に崩壊していく。実際の誘拐犯人は捕まっていないが、凌辱されたことも分かっている。かつて付き合っていた交際相手も結婚。それでもヨリを戻すと、どこからともなく「ふしだら娘」という話が聞こえてくる――。

「最終的に6話予定が4話に短縮。やはり非難が大きく打ち切ったようですね」(女性誌記者)

一方で『35歳の少女』は初回11.1%、第2話が9.6%と激減。

「暗いというより、この原作の影を感じてしまいます。この話が本当だとして、社会になじむには長い年月がかかる。ドラマでテキトーにお茶を濁す内容では、そもそも底が知れます」(同・記者)

クリーンヒットは厳しいか。

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