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『四季・奈津子』『レッスン』…美し過ぎる“レズビアン映画”誌上再現~Part1~

『四季・奈津子』『レッスン』…美し過ぎる“レズビアン映画”誌上再現~Part1~
『四季・奈津子』『レッスン』…美し過ぎる“レズビアン映画”誌上再現~Part1~ (C)週刊実話Web 

レズビアンを扱ってエポックメーキングとなった作品は、1980年の『四季・奈津子』(東映)だろう。それまでにも同様の作品はあったが、一般大衆への浸透力が本作は大きく違った。

五木寛之の同名ベストセラー小説の映画化で、4人姉妹の1人、奈津子がさまざまな経験を経て成長していく姿を描く。その中には年上の女性との同性愛もあり、大きくクローズアップされることになった。

奈津子を演じたのはキャンペーンガール出身の烏丸せつこで、彼女と交わる年上の女性の方は、山口百恵のヒット曲を次々と書いてきた作詞家の阿木燿子。共に、これが映画初出演だった。

その同性愛シーンは、次のようなものだ。

写真家の頼みで、烏丸のヌードを撮るための場所を阿木が提供する。撮影が始まると、阿木は私も撮ってと言わんばかりに、ヌードになって入り込んでくる。そして、お互いの胸を向き合わせて、仲むつまじくカメラに収まっていく。以来、交友を持った2人は、港でのキス、ベッド上での戯れと、より濃厚な関係となっていく――。

「2人一緒のヌードは最初の1回だけですが、まばゆいばかりで目がクギ付けになりました。スタイル抜群の烏丸について、川本恵子氏(ファッション評論家)が『あのヌード以上に魅力的な衣装はない』と言ったのもよく分かります。当時は記者の間で、30代半ばながら驚くほど張りのある体を披露した阿木に、驚きの声が上がっていましたが、ともかく、そのインパクトたるや凄いものでした」(スポーツ紙記者)

この作品が大きな話題となった1つに、試写で盗撮されたヌードシーンの画面が、スポーツ紙や週刊誌に大々的に出たことがある(実は映画会社の宣伝部が仕掛けたもの)。

本人たちは裸ばかりを売るプロモーションにうんざりしていたようだが、それも今ではいい思い出に違いない。

待ちきれずにシャツのボタンを外し…

五木寛之の小説を原作にした映画では、秋吉久美子が主演した『レッスン』(94年・電通)のレズビアンシーンも見逃せない。

秋吉扮する自由奔放な実業家の未亡人と、彼女の魅力に惹かれていく若手ジャーナリスト・渡辺篤郎との愛の日々を描いた作品。渡辺は秋吉のことを聞き出そうと、妹の中野みゆきを誘って一緒に食事をするが、そこで妹の初体験の相手が未亡人だったことを知ってビックリする。

未亡人の屋敷の居間で、ビショ濡れになっている中野。それを見て、秋吉は頭からバスタオルをかぶせ「このままじゃ、風邪ひくわ」と言って、何度も何度も頭を拭く。その後、中野の手にハーッと息を吹きかけ、「(衣服を)脱ぎなさい」と促す。中野は下を向いたままモジモジしているが、秋吉は待ちきれずに中野の濡れたシャツのボタンを外し、スパッと広げて見せる。

すると、中野の胸が丸出しに。秋吉はその様子を見て、ため息交じりに「きれい…」と口走る。さらに「あたしが怖い?」と秋吉に言われた中野は、下を向いたまま首を横に振る。それを合図に、秋吉はジーンズからショーツまで脱がして、中野をソファに座らせる――。

「秋吉はこの5年前の『誘惑者』(89年)でも、原田貴和子を相手にレズビアンシーンを演じていますから、手慣れたものです。体の方はさすがに少し緩くなっているが、見せますね」(映画雑誌編集者)

~Part2に続く~

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