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六代目山口組“制圧”の極秘戦略!「血の抗争」再燃Xデー

 

六代目山口組“制圧”の極秘戦略!「血の抗争」再燃Xデー
六代目山口組“制圧”の極秘戦略!「血の抗争」再燃Xデー (C)週刊実話Web

「六代目山口組(司忍組長)は北関東、長野県、岡山県と狙いを定めて進撃を続けてきた。次の〝制圧〟に向け、水面下では準備を進めているはずで、抗争が再燃することも考えられる」(他団体幹部)

北関東では当時、神戸山口組(井上邦雄組長)の中核組織だった五代目山健組(中田浩司組長=兵庫神戸)から、武闘派軍団と呼ばれる栗山組勢が六代目側・三代目弘道会(竹内照明会長=愛知)へ移籍。長野県でも絆會(織田絆誠会長)の中核組織が、同じく弘道会に参画した。

岡山県に至っては、射殺や銃撃事件が複数件起き、直近では三代目熊本組(藤原健治組長=岡山)の横森啓一元若頭らが、六代目側の篠原重則幹部率いる二代目若林組(香川)に移籍。岡山県内における神戸山口組の勢力が、手薄になった印象は否めなかった。

こうした〝切り崩し工作〟と同時に、六代目側は武力行使にも打って出た。一昨年には神戸側から死者が相次ぎ、山健組系組員2名が射殺され、古川恵一幹部も命を落とした。

昨年11月には古川幹部から組織を受け継いでいた仲村石松若頭補佐(三代目古川組組長=兵庫尼崎)が、特定抗争指定の警戒区域に指定された尼崎市で銃撃され、負傷。岡山県でも12月、移籍前だった熊本組・横森元若頭の拠点が銃撃されたのだ。

ところが、今年に入って目立った事件は起きておらず、膠着状態が続いている。

「1月7日に、1都3県で新型コロナの緊急事態宣言が発出された影響もあるだろう。その後に宣言の区域も拡大され、世間が自粛ムードになったからね」(同)

特定抗争指定解除は抗争の終結ありき

ただ、先行解除された兵庫県では、解除直後の3月3日、神戸側・俠友会(寺岡修会長=兵庫淡路)の元諏訪一家本部に発砲があった。28日には、神戸市内にある絆會直参の住居近くの建物にも、撃ち込まれた痕が発見されたのだ。

「いずれも今はカタギ関係の建物だったが、今の情勢を見ると無関係とも言い切れず、不気味な事件だった。何らかの警告なのか…」(同)

六代目山口組からは、これまでに髙山清司若頭の出身母体である弘道会から、複数の実行犯が出た。野内正博若頭の野内組、松山猛統括委員長の十代目稲葉地一家などで、弘道会が抗争の最前線に立ってきたのだ。

特定抗争指定によって、総本部や名古屋市の弘道会本部も使用禁止となり、指定区域では組員5人以上が集まれないなどの規制が敷かれた。実質、分裂問題にさらなる負荷が掛かったといえ、六代目山口組にとって抗争終結と指定解除は同一線上にある。

「特定抗争指定が解除されるんは、抗争の終結ありきや。せやから、六代目側が武力で一気に押して山口組の統合に持っていくとも思うとったが、東京五輪も間近に迫っとることやし、これ以上、世間を騒がせるわけにはいかんのやないか。他に指定解除の方法があるとしたら、九州抗争の例くらいや」(関西の組織関係者)

平成18年、会長人事などを巡って道仁会(現・小林哲治会長=福岡)が分裂し、離脱メンバーによって九州誠道会が発足。血で血を洗う抗争を繰り広げ、同24年、両組織に対して全国で初の特定抗争指定が掛けられた。

平成25年、事態を重く見た道仁会が抗争終結の「宣誓書」を福岡県警に出し、九州誠道会も「解散届」を提出。特定抗争指定が解除されたのは、それから1年後のことだった。

勝つか負けるか2つに1つ

「すぐには解除されんから、早いうちに姿勢を警察に示さなあかんわけや。とはいえ、過去の歴史を見ても名称や代紋に関わる問題はナーバスな話やから、もう抗争で誰も血を流さずに済む方法を、模索したほうがええのかもしれん。今の国の締め付け方をみたら、そっちのほうが双方にとっても現実的なんと違うか」(同)

しかし、あくまでも〝平和的解決〟に向けた見方であり、実際には両山口組の間で緊張が高まっている。

渦中の関係者は、現状についてこう話す。

「平和的も何もないだろう。ヤクザなんだから、抗争で血が流れるのは分かっていたことだ。勝つか負けるか、2つに1つしかない。特定抗争指定は確かに骨が折れる。警察の監視も厳しいから、会合があって警戒区域内を通過する場合なんかは、他の組員と時間調整するようにしている。親分クラスは防弾車両だが、ガードの人数が制限されるから、区域を抜けたところで合流して警備についたりもする。煩雑にはなったが、連携して対応するしかない」

これまでの六代目山口組の攻勢には、神戸山口組直系組織の拠点を〝奪還〟する目的がうかがえた。それが続くとすれば、今後も対立事件が起きる可能性は十分にあり得るのだ。

「どんな戦略があるのか検討もつかないが、神戸山口組の勢力が集中している場所が、キナ臭くなると思っている」(同)

また、すでに神戸山口組を脱退し、実質的には独立組織となっている五代目山健組や池田組(池田孝志組長=岡山)も、特定抗争指定下にある。

「平成27年に神戸山口組から脱退した任俠団体山口組(現・絆會)を、兵庫県公安委員会が独立指定団体に正式決定するまでには10カ月半を要しました。五代目山健組と池田組は、昨年7月に離脱しているのですが、警察当局は登録組員の把握に慎重になっているようで、依然、神戸山口組傘下としての認定のままです」(全国紙社会部記者)

両山口組の間で沈黙が破られたとき、それは再びの開戦を意味する。予測のつかない展開に、不穏さだけが増している。

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