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JRA重賞『桜花賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

JRA重賞『桜花賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!
(C)JRA  

まだまだ不安定なこの時期の牝馬だが、過去10年で3連単万馬券未満は3回、それも含めて4万円台以下が6回と、イメージほど荒れていない。10番人気以下の馬券圏内は、2013年(14番人気3着のプリンセスジャック)だけで、この時は67万馬券だった。極端な穴狙いはリスキーかも!?

★軸馬=サトノレイナス
過去10年、阪神JF2着馬は【2・2・3・3】と、7割が馬券絡みを果たしている。今年の該当馬はサトノレイナスだ。他に重賞好走馬も多くいた中で、2戦2勝ながら2番人気の支持を集めた阪神JFは、ソダシとハナ差。ゴール前の脚色はむしろ上回っていた。今回、逆転の可能性は十分にある。過去3戦に引き続きルメール騎手が騎乗予定で、同騎手は桜花賞が【2・0・2・2】。勝ったのは18年のグランアレグリア、19年のアーモンドアイと、いずれも2番人気だった。今回も2番人気になるようだと、より期待が高まる。

★相手=ソダシ
新馬から阪神JFまで、目下4連勝中のソダシ。無敗でGⅠを勝ち、なおかつ純白の馬体というスター要素あふれる牝馬で、勝ちっぷりに派手さはないものの、楽にポジションを確保して押し切るというスタイルは安定感抜群だ。阪神JFは、直線で馬群をさばくのに手間取ったこともあってゴール前が際どくなったが、4頭の叩き合いを制すなど、勝負強さも持ち合わせている。過去10年、阪神JFの勝ち馬は【0・3・1・4】と未勝利ながら、半数が馬券圏内には入っている。ここも大崩れはないだろう。

先行型不在でストゥーティ残り目も…

★相手=メイケイエール
道中は猛獣のような暴れっぷりを見せた前走のチューリップ賞だったが、それでも1着同着と結果を残したあたり、能力はかなり高いメイケイエール。そのチューリップ賞以外にも、ファンタジーS、小倉2歳Sと重賞3勝で、これはソダシと並んでメンバー中最多の実績。武豊騎手が負傷のため、今回は横山典弘騎手とのコンビとなるが、百戦錬磨のベテランがどう乗るのか、非常に興味深い。

★相手=アカイトリノムスメ
両親が三冠馬という血統面でも注目されるアカイトリノムスメ。新馬戦で7着後は、未勝利、赤松賞、クイーンCと、東京のマイルで3連勝。その3戦とも、前のレースから1秒前後タイムを詰めており、走るごとに成長がうかがえる。モクレレ、ジナンボー、ラインベックと3頭の全兄がデビューしているが、クラシックの出走はラインベックの皐月賞(14番人気15着)だけ。ファミリーの夢も背負って走る。

★相手=ストゥーティ
前走のチューリップ賞は、先行して3着に粘ったストゥーティ。3コーナーで交わされる厳しい展開となりながら、直線でもしぶとい走りを見せた。3戦連続3着(いずれも勝ち馬から0秒2差以内)と、相手なりに動けるタイプ。ここは徹底先行型が不在で、スローペースが濃厚。前でうまく立ち回れるようなら残り目がある。

★相手=エリザベスタワー
前走のチューリップ賞は、直線でインを選択した川田騎手の好判断もあり、好位からしっかり脚を伸ばして1着同着まで持ち込んだエリザベスタワー。これで阪神のマイルは2戦2勝。脚質に幅が出てきたのもプラスで、本番でどんな流れになっても対応できそう。

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