
『週刊文春』と『文春オンライン』が報じた東京五輪の開会式の演出に関する《『AKIRA』主人公のバイクが… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム開会式案」の全貌》というタイトルの記事に対し、オリンピック組織委員会が著作権侵害を主張し、厳重抗議と販売差し止めや回収、オンライン記事の削除を求める事態となっている。
この訴えに対して文春側は、すぐさま反論声明を発表。《巨額の税金が浪費された疑いがある開会式の内情を報じることには高い公共性、公益性があります。著作権法違反や業務妨害にあたるものではないことは明らかです》とした上で、《極めて異例の「雑誌の発売中止、回収」を求める組織委員会の姿勢は、税金が投入されている公共性の高い組織のあり方として、異常なものと考えています。小誌は、こうした不当な要求に応じることなく、今後も取材、報道を続けていきます》と、徹底抗戦の構えだ。
これを受け、会見を開いた東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は、「報道の自由を制限するものではない。組織委の秘密情報を意図的に拡散し、業務妨害にあたると判断した」と説明した。
しかし、世間の声は組織委員会に対して冷たいものばかり。
《この人たちというか、最近の政府・与党って「自省」って言葉を知らないのかな。報じた他者に文句を言うより、自分たちの問題点を反省すべきだろ》
《「税金が投入されている公共性の高い組織の在り方として異常」 その通り。文春全面支持。しかも自分たちがボツにした案なのにね。いずれにしろ五輪組織委員会ってろくでもない組織だよ》
《運営が不透明であるから、このような記事を書かれる組織委員会に問題があるのではないでしょうか。内情を明かすことは公益性のある情報です》
演出責任者を変更しながら半年以上放置
さらに、開会式を仕切ってきた『電通』に対しても厳しい意見が飛んだ。
《キレイ事でごまかそうとしているが、こういう抑圧的なやり方には電通の不透明な闇の力を感じる。電通がこういう性質の会社であることは周知の事実だと思う。だってあのパワハラ自死事件を起こしても上っ面を取り繕っただけで中身が変わっていないのは明らか》
それもそのはず、MIKIKO氏本人が、ここまでの電通の対応を直接批判しているのだ。
《延期から約6カ月後の去年の10月、今後について皆様に何もご連絡できていない中で、これ以上お待たせするわけにはいかないと思い悩み、勇気を出して私から電通に問い合わせを入れました。その際、すでに別の演出家がアサインされ、新しい企画をIOCにプレゼン済みだということを知りました》
一度は責任者を依頼した相手に対し、半年以上連絡を取っていない異常さが際立つ。
組織委員会は、文春の記事をなかったことにする前に、これまで隠してきたことを明らかにしてウミを出し切る方が先決であろう。
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