芸能

有吉弘行と夏目三久の結婚を二度スクープした日刊スポーツの執念

有吉弘行、夏目三久
有吉弘行、夏目三久(C)週刊実話Web

お笑い芸人・有吉弘行とフリーアナウンサー・夏目三久の「エイプリルフール婚」を、〝因縁〟の『日刊スポーツ』(以下ニッカン)がスクープした。

「ニッカンは、2016年8月に2人の結婚と夏目の妊娠をスクープしました。ところが、双方の事務所が否定し、テレビのワイドショーなども完全スルー。それどころか、ライバル紙の『スポーツニッポン』(以下スポニチ)で夏目がインタビューを受け、本人が結婚を否定。同年11月にはニッカンが誤報を認め、紙面で謝罪。幹部が処分を受け、関わった記者も異動などを余儀なくされました」(他のスポーツ紙記者)

このときは、夏目の所属する田辺エージェンシーの田邊昭知社長が、ニッカンのスクープに激怒。直々にテレビ局の幹部などに「後追いするな」と圧力をかけたとされている。

「田邉氏は一世を風靡した元スパイダースのリーダー兼ドラマーで、プロダクションを興してからも、タモリや堺雅人らを育てあげた芸能界の重鎮です。コンドームを持ってニッコリ微笑むスキャンダル写真で日本テレビを追われた夏目を、再び表舞台に返り咲かせた張本人。ようやく軌道に乗ったところで、有吉との熱愛をスッパ抜かれて、よほど腹に据えかねたのでしょう」(前出・記者)

再び事務所に否定されても記事掲載を強行

あれから5年、4月1日に2人が入籍したことを掴んだニッカンは、あえて夏目の名を伏せ、4月2日付の紙面で《有吉結婚か》《最後の大物独身芸人「46歳決断」情報》とスクープを打った。

「ところが、またも所属事務所が否定。2日付の紙面でも事務所が否定していることを書き、同記事はネット配信もされていませんでした。これに対して、他社の記者の間では『あんな目に遭ったニッカンが、再び誤報を打つ訳がない。有吉の結婚はガチだ』と騒ぎ出した。ここで、田辺エージェンシーはスポニチの確認取材に結婚を認め、ネット配信の記事ではいち早くスポニチが確定情報を打ったんです。まるでヤクザの代理戦争ですよ」(フリーの芸能記者)

ニッカンの逆転満塁ホームランは、芸能マスコミの歴史に刻まれることだろう。

あわせて読みたい