
フジテレビのリアリティー番組『テラスハウス』に出演していたプロレスラー木村花さんが昨年5月、視聴者から誹謗中傷を受けた後に死去した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は3月30日、「放送倫理上の問題があった」とする見解を発表した。
BPOは、「番組側が花さんの精神的な健康状態に対する配慮に欠けていた」としたものの、その一方で、花さんの母・響子さんが認定を求めていた人権侵害については認めなかった。フジテレビは見解を「真摯に受け止める」とコメント。SNS上の課題には「新設した対策部門を中心に組織的に取り組む」とした。
「今回の見解が出てしまったからには、今後、新シリーズを制作するのは無理でしょう。深夜番組からスタートし人気コンテンツに成長していた『テラハ』だけに、その〝穴埋め〟をするのはなかなか難しいでしょうね」(テレビ局関係者)
2012年10月から放送されていた『テラハ』だが、出演時に人気が出たため〝一般人〟から芸能人への転身組もいたほど。しかし、今後は出身者たちの肩身が狭くなりそうだ。
母・響子さん「残念な結果」と無念…
「花さんと同じシリーズの出演者たちは、まだまだ世間からの〝逆風〟が吹き荒れているので、表舞台に出ることは難しいでしょう。テラハ出身者の芸能人の中には、プロフィルから番組名を消す人もいるかもしれないほど、その名を出しづらくなってしまいました」(芸能記者)
見解を受け、同日都内で会見した響子さんは人権侵害が認められず、「残念な結果。歯がゆく苦しい」と無念さをにじませた。
響子さんはNPO法人『Remember HANA(リメンバー・ハナ)』を近く設立することも発表。誹謗中傷の被害者・加害者を減らすための活動や、子供へのSNS教育を行うというが、花さんも天国から活動をバックアップしてくれるはずだ。
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