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JRA重賞『高松宮記念』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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過去10年で2回も降着が発生するなど、乱戦模様のスプリントGⅠ。ここ3年連続で1番人気が飛び、10番人気以下の大穴が突っ込んでおり、3連単は、一昨年が449万、昨年が21万と高配当が出ている。今年も絶対的な存在がおらず、混戦ムード。波乱の可能性も十分だ。

★軸馬=インディチャンプ
安田記念、マイルCSとGⅠ2勝は、今回のメンバーでは最多のインディチャンプ。国内では18戦して5着以下が一度もない堅実な馬だが、レース間隔が開いている時はイマイチで、前走の阪急杯(中8週で4着)も含めて、4歳以降、中8週以上開いていた時は④③④②④着と未勝利に終わっている。中3週の今回は、前走以上のデキで臨めるはず。左回りは【3・0・2・0】とすべて馬券圏内に好走。この距離は初でも、総合力で突破しそう。福永騎手は高松宮記念を3勝しており、この馬とも【5・2・3・3】と、コンビ実績は申し分ない。

★相手=レシステンシア
前走の阪急杯は、1分19秒2のレコードで2馬身差の完勝だったレシステンシア。ゲートを出てしばらくしてから抑えたままハナに立ち、そこからは他馬を寄せ付けない圧巻の走り。メンバー中2位タイの上がりを計時するなど、最後まで脚取りは力強かった。ここまで8戦【4・2・1・1】で、唯一の着外は6カ月半ぶりの出走で24キロ増だったマイルCS(8着)だけ。インディチャンプ同様に1200メートルは未経験だが、近年でも19年のミスターメロディ、14年のコパノリチャードと、初距離でこのレースを勝った例はあり、大きな障害とはならない。

ラウダシオンは左回り得意!

★相手=ダノンスマッシュ
芝1200メートルの重賞6勝は、今回のメンバーではダントツの実績となるダノンスマッシュ。ただ、この高松宮記念では一昨年4着、昨年10着と、いずれも1番人気に推されながら馬券圏内に入れていない。昨年末の香港スプリントを制し、ようやくGⅠ馬の仲間入り。その効果で、これまでと違った姿を見せられるか。

★相手=ラウダシオン
昨年のNHKマイルCを勝っているラウダシオンだが、過去2回の大敗はいずれもマイル戦で、芝1400メートル以下では【3・1・2・0】。スピードを活かせる短い距離のほうが、安定した成績を残している。前走のシルクロードSは3着で、それも含めて左回りは【2・2・1・0】と好相性。前で流れに乗れるようなら、GⅠ2勝目のチャンス。

★相手=モズスーパーフレア
昨年は繰り上がりながら勝利を収めたモズスーパーフレア。前走のシルクロードSは失速して17着だったが、これまで二桁着順の次走は①④④着と一変している。32秒台のダッシュ力があるので、今回もハナを切ってどこまでという競馬になるだろうが、前走の大敗によりマークは薄くなるに違いない。マイペースで運べれば、前残りがあっても…。

★相手=シヴァージ
※本誌で相手5頭のうちの1頭に取り上げた同馬は、外傷を負ったため出走を回避することになった。

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