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わくわく『地方競馬』情報~第9回御厨人窟賞/第67回桜花賞

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地方競馬 (C)週刊実話Web 

高知競馬には、いくつか難読な名称のレースがあるが、その最たるものが『御厨人窟賞』だろう。室戸岬にあり、若き日の空海が悟りを開いた地との伝説が残る洞窟の名前で「みくろど」と読む。最近では、観光スポットというより、パワースポットとして人気があるようだ。

そんな由緒正しい名所を由来に持つ『第9回御厨人窟賞』(1400メートル)が、3月28日に開催される。直前の黒船賞に出走した実績馬から連勝中の上がり馬まで好メンバーがそろう、年度末の注目レースだ。

高知の1400メートルは、1300メートルのスタート地点から100メートル下がったシュートからの発走となる。100メートルの差が予想以上に大きく、これが影響して負ける逃げ・先行の実績馬も多い。

また傾向としては、高齢馬の活躍が目立つ。昨年の第8回こそ5歳のカネトシピュールが優勝したが、それ以外は第7回まで優勝馬は8歳以上のみ。今年も12歳になるサクラレグナムなど実績馬が数多く出走する予定。高齢馬でも気にせず、逆に狙ってみても面白い。

『桜花賞』はコース経験の有無が重要

さて、今年度の最終日31日に浦和競馬場で開催されるのが、1955年創設の歴史を持ち、南関東3歳牝馬にとっては最初の目標となる『第67回桜花賞』(1600メートル)だ。65年創設の関東オークス、87年創設の東京プリンセス賞とともに、南関東牝馬三冠の第1戦に位置づけられ、数々の名牝が栄冠を手にしてきた。

浦和1600メートルは、3コーナーポケットにスタート地点があり、スタート後すぐに4コーナーを回る特殊なコース。レースキャリアが少ない出走馬も多く、コース経験の有無が重要なポイントとなる。

過去10年の勝ち馬で、浦和コースのレース経験がなかったのは3頭のみ。1番人気で3着以下に敗れた馬のほとんどが浦和コース、または1600メートルが未経験。

また、浦和コース未経験で優勝した3頭のうち、2010年のショウリダバンザイは門別、岩手、大井で出走経験があり、キャリア豊富。15年のララベルはローレル賞と東京2歳優駿牝馬を連勝、18年のプロミストリープはJRAで2戦2勝の実績馬だった。

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