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加藤浩次“生命線”の『スッキリ』降板でレギュラー番組全滅引退説

加藤浩次、レギュラー番組すべて降板!?
加藤浩次、レギュラー番組すべて降板!? (C)週刊実話Web

一寸先は闇。吉本興業は、『極楽とんぼ』加藤浩次とのエージェント契約を3月31日付で終了すると発表した。今回の契約打ち切りは加藤にとって青天の霹靂だったという。

「加藤は直前まで吉本とのエージェント契約を更新するつもりだった。しかし、初めての話し合いの席でいきなり契約解除を通告されたんです。更新するならギャラの配分を一から見直す条件変更。それ以外は一切応じられない厳しい内容だったと聞いています。2月に『スーパーサッカー』、『この差って何ですか?』の打ち切りが伝えられたばかり。さすがの加藤もブルッたはずですよ」(吉本関係者)

否応なく吉本から契約を解除された加藤。地上波レギュラーは『スッキリ』、『がっちりマンデー!!』、『人生最高レストラン』の3番組が健在だとはいえ、今後の見通しは不透明。最悪、芸能界引退まで追い込まれてしまう可能性が浮上しているのだ。

「まず、TBSの『がっちりマンデー!!』の主な番組視聴者はFM3・4層(男女40~70歳)が対象のため、完全なリストラ候補です。『人生最高レストラン』は吉本枠。『チュートリアル』の徳井義実が脱税事件で降板し、加藤が二代目MCに抜擢されたんです。ここだけの話、10月には『がっちり――』も打ち切りで、『人生最高――』はMC降板の事態が想定されています」(TBS編成関係者)

そんな加藤にとって〝本丸〟いや、〝生命線〟といっても過言ではないのがメインMCを務める日本テレビの『スッキリ』だった。

「芸人なのに、ここまでのポジションに上り詰めるとは大出世です。ギャラも1日当たり120万円。吉本とのエージェント契約がなくなれば総取りです。年間2億4000万円のギャラが入るわけです」(事情通)

“差別問題”で蜂の巣をつついたような騒ぎに…

『スッキリ』は番組視聴率も堅調。同時間帯に放送されている番組の中では、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』に続いて世帯&個人平均視聴率で2位を維持している。

「現状のままだったら今後、10年は安泰だった。加藤は2019年に勃発した闇営業騒動を巡り吉本興業の経営陣を糾弾する、いわゆる〝加藤の乱〟を起こした。完全に干されるかと思ったが、奇跡の大逆転を遂げたわけです。まさに悪運の持ち主ですよ」(同)

ところが、吉本興業から契約解除を通告され、後ろ盾を失った瞬間、加藤は持っていた強運にも見放されてしまった。現在、日テレ局内で連日の如く話し合われているのが、『スッキリ』を巡る大幅リニューアルを隠れ蓑にした番組打ち切り。放送中に動画配信サービスHuluの番組紹介コーナーでお笑い芸人の脳みそ夫が、アイヌ女性のドキュメンタリーを取り上げた際、アイヌ民族を傷つけるダジャレを放ってしまったのだ。

「放送後にSNSの指摘で局関係者が気づいたというお粗末さだった。政府からも正式にクレームが入り、蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。日本民間放送連盟の会長を務める日本テレビの大久保好男会長も謝罪に追い込まれた。最悪、民放連の会長を辞さないといけないかもしれない。すでにいくつかのスポンサーからは番組降板の申し出を受けている。早々にリニューアルという名の打ち切りに着手しないと、経済的損失や番組枠の価値がどんどん下がってしまう。ここらで大ナタを振るう必要が出てきたんです」(消息筋)

実は、今回の差別VTRが放送された詳細な事情について、日テレは関係者には聴き取り調査を行っている。

“加藤の乱”の遺恨は想像以上に根深い…

「あのコーナーは事前にディレクターが台本を作成し、脳みそ夫はその内容を、ただ言わされていたにすぎない。しかも、収録に立ち会っていた局のプロデューサーに芸人が『この表現は大丈夫ですか?』と確認していたんです。北海道では脳みそ夫に対する猛バッシングが起きている。まさに連帯責任ですよ。この事実が改めて明らかになれば、『スッキリ』の打ち切りは確実になる」(同)

こんな証言も入手した。

「仮に、加藤がまだ吉本と契約していたら事態は違っていたでしょう。加藤は絶対残す方向で『スッキリ』の打ち切り作業が進んだはずです。でも、加藤は完全なフリー。他に有力なタレントもいない。ある意味、後腐れがないというわけです」(放送作家)

こうした危機的状況を知ってか知らずか、加藤は取り巻きに「イザとなったら北海道のローカルで細々とやっていく」と大見得を切っているという。

「考えが甘すぎる。道内の放送関係者にとって最大の得意先は俳優の大泉洋や安田顕らが在籍する演劇ユニット『TEAM NACS』です。そこにフリーの加藤が売り込んで入り込めるのか…そんなに北海道は甘くありませんよ」(制作会社プロデューサー)

加藤に残された道はただ1つ、吉本興業に頭を下げて戻るしかないわけだ。

「〝加藤の乱〟の遺恨は想像以上に根深いんです。当時、吉本のドン・大﨑洋会長と1対1の会談を要求し実現させたスタンドプレーに対し、吉本社員やベテラン芸人から『あんな行動を許していたら示しがつかない』と非難の声が上がっていたんです。しかも、『スッキリ』においてエージェント契約時に〝8対2〟というギャラの配分を暴露したことも問題視された。明石家さんまやダウンタウンに匹敵する金額だったからです」(前出・吉本関係者)

出る加藤は打たれる。

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