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女性差別で番組降板!NHK大河ドラマ時代考証・助教のツイートとは

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来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で時代考証を担当する1人、呉座(ござ)勇一氏が、自身のツイッターアカウントで一部、不適切な内容の投稿をしたとして「降板したい」との申し出が同局にあったという。

呉座氏は40歳。国際日本文化研究センターに所属する助教で、専門は日本中世史。『戦争の日本中世史』で角川財団学芸賞を受賞するなど、今後を期待されている学者の1人だった。

「呉座氏は女性文学者に対し、ツイッターの鍵付きのアカウント(フォロワーしか見えない状態)で誹謗中傷や〝ミソジニー〟(女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視)を繰り返し投稿していました。悪口が本人に知られると、謝罪はせず、開き直ったかのようなツイートや自身の意見に賛同する投稿をリツイートするといった行動に出ていたのです」(テレビ誌ライター)

その態度を多くのツイッターユーザーから批判され炎上してしまい、ツイッター上で騒動になったのだ。

賛否両論渦巻く状態に…

呉座氏は謝罪し、一連の行動を過ちだと認めた上で、その責任を取って大河ドラマの時代考証を降板することになった。

これに対し、大河ドラマファンからメンション欄に多くのコメントが投稿され、

《良かったです。心配していました》

《またこうしてモノ言えぬ社会になっていくのか》

《知らない人は呉座先生のミソジニー溢れるツイがまとめられているので探して読んでみてください。女性の研究なんてどうせ片手間だろ、的な発言が出てきて目がクラクラしそうですが、これが今の日本だということです。絶対許してはダメです。》

《呉座さんからの誹謗中傷を受けていた人たちが声を上げたせいで降板させられた、という2次加害のバッシングが起きないよう、降板しておしまいではなく、そちらもフォローしていただけると嬉しいです》

など、賛否両論渦巻く状態になっている。

何はともあれ、ドラマを楽しみしているファンを裏切る結果になったのは間違いない。番組制作に影響が出ないように祈るばかりだ。

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